最短で「簿記資格を取りたい人」が知るべき要点 人気講師が伝授する「独学で合格するコツ」

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合格に近づくために非常に有効なツールが「過去問」です。もうすでに出題済みの問題を解いても何の意味もないじゃないのかと思われる方も多いと思いますが、そんなことはありません。

合格のカギを握る攻略法

実は、日商簿記3級は、毎回の出題内容がほぼ一定しているのです。ですから、過去問を研究して出題傾向を押さえたうえで時間内に合格点を取れるように訓練すれば、合格をグッと引き寄せられます。

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※著者のセミナー「独学で合格! LEC人気講師 髙井薫の日商簿記3級合格ガイダンス」はこちら

過去問から出題傾向を分析すると、各大問の配点が一定で、とくに第1問、第3問、第5問の配点が高いことに気づくと思います。

具体的には、第1問は「仕訳問題」、第3問は「試算表」、第5問は「精算表あるいは財務諸表」の問題でほぼ一定しており、配点はそれぞれ順に20点、30点、30点で、合計すると80点分になります。つまり、この3つの問題の攻略が合格のカギを握ると言えるのです。

これらはいずれも配点が高いことからボリュームもあり、時間がかかりそうな問題に思えますが、トレーニングを積むことによって効率的に短時間で解答できるようになっていきますから安心してください。

初めのうちは、大問1つずつを重点的に学習していき、問題を解くことに慣れてきたら、試験1回分をまとめて時間を計って解いてみるのがオススメです。計算ミスや数字・漢字の間違いなどに気をつけて、解答の精度を上げていきましょう。

髙井 薫 LEC専任講師

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たかい かおる / Kaoru Takai

早稲田大学法学部卒業、青山学院大学大学院法務研究科修了(法務博士)。大学卒業後、損保や再保険等の保険業界を経て、証券系シンクタンクにて株式分析業務に従事。これらで得た会計、金融スキルをLEC東京リーガルマインドの簿記講座にて発揮している。保有資格も多岐にわたることから、簿記のほかにも財務分析、会計ソフト、就職支援講座や行政書士講座等の法律関係講座も担当。「体系的知識の理解の重要性」をモットーに、とくに社会人に対しては、スキマ時間を活用し、効率的に資格取得するためのノウハウの伝授にも力を入れている。

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