リーダーは半歩前を歩け 金大中というヒント 姜尚中著
この夏の衆議院選挙で民主党が圧勝、日本にも新しいリーダーが誕生した。新政権がどこまでこの国を良くしてくれるのかは未知数だが、本書の言葉どおり「リーダーとは、民度のバロメーター」ならば、この政権交代が仮に失敗だった場合、それは国民にも責任があるということになるのだろう。著者が、リーダーシップとは「リーダーとフォロワーの力学的な関数」だと分析するゆえんでもある。
情報化が進み、個が多様化した社会は、リーダーシップを発揮しづらいとも語る。そんな現代で、著者がリーダーの手本として掲げるのが韓国の元大統領・金大中氏。今夏亡くなった同氏との最後の対談から導き出された、真のリーダー論を説く。
集英社新書 735円
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