世界の王室から読む「女系・女性天皇」の可能性

皇位継承問題を考えるうえで知っておきたい

国民の多数は女系・女性天皇に賛成していますが、男系継承を維持すべきと考える人々も一定数います。世論や政治が継承問題に及ぼした影響や結果を世界王室の事例から読み解いていきます。(写真:TTwings/PIXTA)

「即位礼正殿の儀」や「大嘗祭」など、皇位継承に伴う儀式が続きます。政府は「安定的な皇位継承を確保するための諸課題」に取り組み、有識者会議を開き、議論を進める予定です。

有識者会議などの検討結果については、「速やかな国会への報告」も求められています。有識者会議では、女性および女系天皇の皇位継承についての是非も議論されると想定されています。

どうなる?皇位継承

2005年の「皇室典範に関する有識者会議」では、女性天皇および女系天皇を認め、皇位継承順位は男女を問わず第1子を優先とするべきという報告書が出されています。この報告書には、女性宮家の設立を認め、女性天皇および女性の皇族の配偶者も皇族とするべきということも含まれていました。仮にこの報告書のとおりに法改正されていたならば、小室圭氏が眞子さまと結婚すれば、皇族になれるということです。

ただ、この報告書は悠仁さまの誕生(2006年)により、白紙となりました。その後、安倍首相は2006年10月3日の参議院本会議で、「慎重に冷静に、国民の賛同が得られるように議論を重ねる必要がある」と発言しています。

国民の多数は女系・女性天皇に賛成しています。2019年4月の時事通信社の世論調査によると、女系・女性天皇に賛成69.8%、反対11.2%という結果が出ました。この調査では、女系天皇と女性天皇の区別を明確にせず、一緒にして質問をしていました。

その後、朝日新聞(4月)や産経新聞・FNN(5月)の調査では、女性天皇と女系天皇を分けて、調査がされました。女性天皇については、朝日新聞で76%が賛成、産経新聞・FNNで78.3%が賛成、女系天皇についてはそれぞれ、74%と64.2%が賛成と出ました。女性天皇については圧倒的多数が賛成、女系天皇についても多数が賛成でした。

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