お金持ちになりたい投資初心者がとるべき戦略

投資で成功し続ける人の共通点とは何なのか

もちろん、アナリスト・エコノミストも誠心誠意予想を行っていますし、私などは別にして、一般的にアナリストやエコノミストは専門の訓練を積んだ優秀な人材が担う職種であり、そうした方が全力で予想しても当たる場合も外れる場合もある。まさに当たるも八卦当たらぬも八卦なのです。

近年では2016年にドナルド・トランプ氏が米大統領選に勝利した際の相場動向が思い起こされます。トランプ氏の政策としてメキシコとの国境に壁を建設することや移民を排除するような極端な主義主張がクローズアップされていたために「彼がもし大統領になれば世界経済は崩壊する」「株価は暴落を免れない」などといった主張が多くなされていたと思います。

実は、何を隠そう、私もそう思っていた1人です。

しかし、結果的にはトランプ氏が主張していた景気刺激的な経済政策に関心が集まると、株価は暴落するどころか大きく上昇していきました。トランプ氏の勝利前に1万8000ドル程度だったNYダウ平均は、現在約2万7000ドルと、実に1.5倍に上昇しています。あのときこうした状況を予想できた専門家は、ほとんどいませんでした。

専門家の意見を鵜呑みにしないこと

もう1つ重要な点が、「専門家は予想を外したとしても深刻なダメージを受けるわけではなく責任をとってくれるわけでもない」ということです。

上述のように専門家の予想はたびたび外れるわけですが、外れても多くの場合、職を失うわけでもなければ原稿料を返納する必要もありません。もちろんあまりにも予想を外し続ければ専門家としての信用を失ってしまうでしょうが、当て続けるのが難しいのと同じ理屈で外し続けることも難しいですから、よほどのことがない限りそうした事は起きないでしょう。

予想を外しても責任を取らない専門家を責めているのではありません(私自身もそうなのですから)。「そういうものだ」と割り切ることが、投資成果を上げるためには大切だとお伝えしたいのです。

仕事柄、多くの個人投資家の方と接する機会をいただきますが、アナリストなどの予想を信用しきってそのまま投資判断を行っている方が少なくないと感じます。まずはその状態を脱却して「自分自身で考えて投資をするのだ」と決意することが大切です。

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