堀江貴文「会議中こそスマホをいじるべき理由」 ホリエ流・マルチタスク仕事術の極意

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「大事なことについてはシンプルを心がける。『あれも、これも』と欲張らない」

「優先度が大して高くないことは、無理のない範囲で、同時に片づける」

この2つが僕の時間の使い方の鉄則だ。

「1つずつ、どっぷり集中」が大切

「仕事も、家族も、お金も、安定も、趣味も……」という欲張りはバカげている。人生において何を優先するかについては「1つずつ、どっぷり集中」を心がけたほうがいい。逆にどうでもいいことについては、できるだけマルチタスキングでさっさと片づけるべきだ。一個一個を丁寧にやる意味がない。

しかしどうやら世の中は、これと真逆の価値観を持っている人が多いようだ。生放送中にスマホをいじっていた僕を見て、「マナーがなっていない」などと説教を送ってくるアホがいる。「同時にやる=けしからん!」というわけだ。

会社をやっていた頃には、会議中に社員が携帯をいじっていても、僕は注意したりしなかった(もちろん、会議をおろそかにして、話を聞き漏らすようなことは論外である)。

何より、社長である僕自身が、率先して会議中にもケータイで株価をチェックしたり、別案件のメールに返信したりをしていたから当然である。

会議だってずっと議論が白熱しているわけではない。単なる報告が行われているときなら、ほかのことをしながらでも十分話はインプットできるはずだ。

『時間革命 1秒もムダに生きるな』(朝日新聞出版)
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だから僕はつねに「すきま時間はないか」を探しながら、その一方で「同時にできることはないか」を貪欲に嗅ぎ回っている。

たとえば、僕は健康のために、ある程度のフィットネスをやっているが、基本的に屋外ランニングはやらない。走るときにはルームランナーを必ず使う。マシンを使ってランニングをすれば、走っている最中にもスマホで動画を見たり、音楽を聴いたり、ツイッターのタイムラインを追いかけたりすることができるからだ。同じことを屋外のランニングでやるのはあまりにも危険だ。

その意味では、「同時にやりやすいかどうか」を基準にしながら、ふだんの行動をデザインしていくといいだろう。

堀江 貴文 実業家

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ほりえ たかふみ / Takafumi Horie

1972年福岡県八女市生まれ。SNS media&consulting株式会社ファウンダー。現在は宇宙ロケット開発や、スマホアプリ「TERIYAKI」「755」「マンガ新聞」のプロデュースを手掛けるなど幅広く活動を展開。有料メールマガジン「堀江貴文のブログでは言えない話」は1万数千人の読者を持ち、2014年には会員制のコミュニケーションサロン「堀江貴文イノベーション大学校」をスタート。『ゼロ』(ダイヤモンド社)40万部超、『本音で生きる』(SBクリエイティブ)30万部超などのベストセラーがある。近著に『10年後の仕事図鑑』(落合陽一氏との共著、SBクリエイティブ)など。

Twitterアカウント:@takapon_jp
その他詳細はHORIEMON.COM

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