「検索しない」「整理しない」「覚えない」発想法

インプットの労力は最小限、成果は最大限に

アウトプットを生みたいなら「検索するな」だ。

しかも集めた情報は「整理するな」。

そして「覚えるな」。

それが、私の結論だ。長続きして、しかも情報を効率よく活用するための近道なのだ。

自分だけの情報にこそ、価値がある

情報には3通りある。

2次情報 誰かが発信あるいは加工した情報
1.5次情報 2次情報をベースに自分で加工した情報
1次情報 自分で見聞きした情報

1つ目は、グーグルやヤフーなどのサイト、商用のデータベースなどで検索すれば誰でも入手できる情報だ。これには、新聞や雑誌に載っている情報も含まれる。一般的には2次情報とか加工情報などといわれるものがほとんどだ。

記者などの誰かが調べて、整理したり分析したりして加工した情報や、企業などが発信している情報だ。各種の統計情報も含まれる。加工情報をさらに加工したり、継ぎはぎしたりした情報も少なくない。個人の感想や意見、あるいは研究結果の発表などの1次情報もあるが、信憑性の高くない情報も含まれる。

いずれにしても、誰もが簡単に手に入れられるというのが特徴だ。

2つ目は、そうした情報に自分の経験から得た話や考察を少し加えたもの。そうすることによって、ほかの誰もがもっているのとは異なる独自なものの見方や情報を生み出すことができる。これを1.5次情報と呼ぶ。

しかし私が最も重要視しているのは、3つ目の1次情報といわれるものだ。自分が直接、人と話をして、現場で見聞きして得た、自分しか知らない情報のことをいう。

「あの人がこんなに面白いことを言っていた」とか、「あの会社の工場では、こんなアイデアが生かされている」など、グーグルで検索をしたとしても、絶対に出てこない類の情報だ。

たとえ、同じような話は検索できたとしても、生の声は貴重だ。それぞれニュアンスが違うし、実際にインタビューをすることで、記事を読むだけでは見えてこない本質が見えることもある。また、紙や画面を見るのとは違う、臨場感が感性を呼び覚ましてくれることも少なくない。

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