やりたくないことを「たった5秒」で始める裏技 朝起きられない人必見!悪習慣は変えられる
数えることも動くことも、行動にほかなりません。いつもなら考え込んで自分を止めてしまう場面で、行動するように自分に教えることで、めざましい変化が起きるでしょう。
カウントダウンする間に、重要なことがいくつも起きるからです――不安が収まり、やるべきことに集中し、行動しなければと思うようになり、ためらったり、考えすぎたり、自分を制止してしまったりする悪い癖が起こらなくなります。
「1、2、3、4、5」と普通に数えても、5秒ルールは効くのかって? 答えはノーです。普通に1から数えると、止まらなくなってしまいます。でも、「5、4、3、2、1」とカウントダウンすると、「1」のあとに行き場がなくなり、行動しようという気になるのです。
起きられない朝、ロケットみたいに飛び起きてみた
よく聞かれる質問です。気の利いた回答をしたいところですが、私が「5秒ルール」と名づけたのは、初めてこれを試した日の朝に、最初にこの名前が思い浮かんだからです。
ぴったりの名前だと思いました。その前夜に宇宙ロケットが発射する場面をテレビで見た私は、「宇宙ロケットみたいに、私もベッドから飛び起きればいいんだ」と思いつきました。
翌朝、私はNASAのロケット発射をまねて「5、4、3、2、1」とカウントダウンしました。5から数え始めたのにはとくに理由はなく、5秒ぐらいがちょうどいいと感じたからです。
やがて、世界にはいろいろな「5秒ルール」があることを知りました。例えば、食べ物が床に落ちても5秒以内に拾えば食べられるとか、バスケットボールの5秒ルールとか。夏に犬を散歩させるときも、歩道に5秒ほど手をふれて、路面が熱すぎないかを確認してから犬を散歩させます。
5秒ルールには共通点が1つあることに気づきました。どのルールも、5秒以内に体を動かさなければならないことです。
私の5秒ルールでも、体を動かすことはいちばん重要な要素です。体を動かせば、おのずと心も動くからです。この名前はふさわしいだけでなく、ぴったりではないでしょうか。「5秒ルール」という名前を聞くと、決断は5秒以内に下さなければならないことを思い出しますし、この名前のほうが普遍的でなじみやすく、ふさわしいからです。
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