就活「セミナー・会社説明会」の評価が高い20社 首位JALだが、第一三共や村田製作所など浮上

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東京海上日動火災保険は7位(17ポイント)。「たくさんの社員」や「社員の参加人数が多かった」とあり、説明会に対する熱い姿勢がわかる。「社員の人柄」「座談会」という言葉もあるので、多くの社員が肉声で学生に語りかけたのだろう。「すべて完璧だった」と絶賛する学生(文系・その他私立大)もいる。

「パンフレットや会場の雰囲気が他社とは違い、こだわりがあった」(文系・上位私立大)

「熱意を感じた」(文系・早慶大クラス)

「先輩が内定をもらっていて本当に少しの興味本位で行ったらすごくよかった!」(文系・その他私立大)

社員との距離が近い

東海旅客鉄道(JR東海)は8位(16ポイント)。コメントを読むと、セミナーはかなり異色のように思える。下記のコメントにあるように「学生との距離」「社員との距離」が近いと書かれている。さらに「人数が少ないのに時間が長い」とあり、社員の「仲のよさ」への言及もある。こういうセミナーに参加した学生は、働くことに対する警戒感が薄らぎ、安心感が増すのではないかと思う。

「学生との距離が近かったから」(文系・早慶大クラス)

「社員との距離が近く、人数が少ないのに時間が長かった」(文系・早慶大クラス)

第一三共は東海旅客鉄道(JR東海)と同じ8位(16ポイント)だ。評価されているのは社員の能力だ。「説明者が完璧」という評価もある。就職人気ランキングでは上位にランクインすることが少ない同社のような企業が、セミナー好感度ランキングで上位に入ることは珍しい。

上位にランクインしている他社と比較すると、セミナーに参加した学生の総数では後れを取っているものと推測される。それにもかかわらず8位というのは、より上位の企業よりも純粋にセミナーが評価されているといえそうだ。

「社員が面白かった」(文系・旧帝大クラス)

「人事の方の対応、説明内容が非常によかった」(理系・旧帝大クラス)

「説明者が完璧だったと思う、仕事ができる人の印象」(理系・旧帝大クラス)

次ページ10位には6社が並んだ
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