張本勲「批判殺到でもTVから干されない」必然

それでいいのか「サンデーモーニング」制作者

その理由を一言で言えば、そんな彼らにもニーズがあるからだ。テレビには高齢タレントが必要とされている。だから彼らが滅びることはないのだ。

高齢者のユーザーが少ないインターネットの世界では、彼らを指して「老害」という言葉がよく使われる。一方、新聞や週刊誌やテレビではその単語を目にすることはあまりない。なぜなら、それらのメディアが高齢者自身を主なターゲットにしているため、その層を敵に回すようなことはそもそも書けないし言えない状況にあるからだ。

とくに、高齢者の視聴者が多いテレビのゴールデンタイムのバラエティ番組では、高齢タレントが必要とされる事情がある。バラエティ番組の出演者が若者ばかりになってしまったら、テレビ視聴層の大半を占める高齢者は「これは自分たちのための番組ではない」と感じて、その番組から離れてしまう。それを防ぐためには、バラエティ番組に一定数の「高齢タレント」を配置して、その人に高齢視聴者の代弁者になってもらうしかないのだ。

「昭和の頑固オヤジ」梅沢富美男

昨今、このポジションで出世頭となっているのが梅沢富美男である。「梅沢富美男劇団」の座長を務める大衆演劇の大スターであり、「下町の玉三郎」の異名を取っている。

「現役で女遊びしている」と公言した梅沢富美男(写真:時事通信)

だが、バラエティで見せるその素顔は、絵に描いたような「昭和の頑固オヤジ」そのものだ。発言内容も例えばこんな感じだ。

「ハンバーガー屋で『40個』と注文したら、『こちらでお召し上がりですか?』と言われた。1人で食うわけねえだろ!」

「コンビニでタバコを買ったら年齢確認のためのボタンを押してほしいと言われた。俺が未成年に見えるか!?」

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