何割の人が「働かないオジサン」になるのか?

これが、オジサン社員の4類型だ!

また、当初は「会社人間型(Ⅰ)」だったが、そこからこのエリアに移行する社員もいる。自らの病気、リストラや合併、家族の死、子どもの問題や介護の体験など、さまざまな事情から、会社中心の働き方を修正した人たちである。会社員人生からみれば、挫折と言えるような出来事を契機にしている人が少なくない。小さい頃に好きだったことにもう一度チャレンジして、自分を取り戻す人もいる。物書きやスノーボードなどのスポーツ、少年野球の監督などである。

彼らは、新たな働き方や新たな自分を発見した人たちである。自分中心の姿勢から他人に役立つという価値観に転換する人も多い。いずれにしても年齢を経ることをうまく乗り切った社員であり、このタイプには、起業や独立する人も少数ながらみられる。「会社人間型(Ⅰ)」から移行する社員を5%として、元からのタイプの社員と合わせて10%と想定してみた。

■組織埋め込み型(Ⅲ):70%

将来への明るい見通しを持てず、会社組織の中に自分を埋め込んでいるタイプ第2回の働かないオジサンのタイプでいえば、批判・評論家タイプが、このエリアに入る。会社の仕事には意味を感じていないものの、自分が打ち込めることがほかにはないので、時間も労力も会社の仕事に投入している。組織の中に自分を埋め込んでいるので、周囲からの評価にも過敏である。

中には有給休暇はできるだけ取得せず、残業することに価値があると思っている社員も少なくない。このタイプは、若手社員からの批判の対象になる社員もいる。割合的には、70%におよび、最も大きな群団になる

■無気力型(Ⅳ)10%

自分の将来への明るい見通しはなく、会社の仕事にも関心がないタイプ。連載の第2回で紹介したように、意欲が見られず、顧客に対する姿勢もぞんざいで、中には自分の関心のあるメールしか開かないといった社員もいる。病気や会社とのトラブルなどから、日常の仕事への意欲を失い、プライベート面でも落ち込んでいる様子の社員である。

このタイプは、それほど多くないので、「会社人間型(Ⅰ)」から5%移行して計10%と仮定している。

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