教育熱心な親が「人のせいにする子」を作るワケ

「宿題廃止」の中学校校長が明かす真理

アニメ、アイドル、電車、プログラミング、ゲーム――。たとえそれが大人に理解できないことであっても何かに熱中できるのは幸せなことなのです。

ゲームにばかり没頭する子への声のかけ方

ただし、没頭していることが完全な趣味として自己完結していて、その状態が長引いているのであれば、アドバイスできることがあるかもしれません。

もちろん、趣味として楽しむことはいいのです。しかし、あらゆる知識やスキルは、誰かに伝えた瞬間から「意味のあるもの」「価値を発揮するもの」に変化すると教えてもよいのではないかと思います。

例えば、「好きなアニメのことをTwitterでツイートしたら、めちゃくちゃ喜ばれた」といった体験をどんどんさせることが大切です。なぜなら、自分が世の中に対して価値貢献できている感覚を子どものときから積むことが、社会に出たときに積極的に外部に働きかけていく姿勢、つまり「主体性」に影響してくるからです。

1人の世界で没入していた何かに、たった1つの「いいね!」がつくだけでいいのです。反応がもらえると他者に意識が向かうので、それ以降、趣味を楽しむときにも「発信」を意識して考えたり、情報収集したりできるようになります。

『麹町中学校の型破り校長 非常識な教え』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

子どもが内向きに没頭しているとき、それを外に向けるアプローチに変えさせるよう、きっかけは大人がつくってあげてもいいと思います。

もちろん、うわべだけ話を合わせようと、無理にその領域に詳しくなる必要はありません。わからないなりに質問をする。それも立派なフィードバックです。

「なんかこれ面白そうだけど、説明してくれない?」

といって話を聞き、

「なるほど。これってお父さんはこう感じたんだけど、君はどう思うの?」

といったように、単なるうなずき以上のフィードバックをちゃんとしてあげる。そのときに、本人も気がついていない価値(その子の得意なことやプロセス)を言語化してあげられると理想的です。

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事
  • 自衛隊員も学ぶ!メンタルチューニング
  • 賃金・生涯給料ランキング
  • 最新の週刊東洋経済
  • 赤木智弘のゲーム一刀両断
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
-

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

ログインしてコメントを書く(400文字以内)
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
子どもの命を守る<br>続発する虐待死、その真因を探る

子どもをめぐる悲惨な事件が後を絶たない。親からの虐待、保育園事故、不慮の事故……。子どもの命の危険とその解消策を検証した。長時間労働が深刻な児童相談所の実態、低賃金・高賃金の保育園など保育士の処遇に関する独自調査も。