「お墓」の真実を一体どれだけ知っていますか 思わず人に話したくなる蘊蓄100章

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61. 青山霊園の永代使用料は1.6㎡484万3200円から

62. 生きているうちに戒名をもらい自分で墓を建てるケースもあり、そのような墓は「寿陵」と呼ぶ

63. 遺骨は墓地に埋蔵する以外に納骨堂に収蔵することも認められ、近年は人口の多い都市部を中心に墓地同様に永代供養する場として普及している

64. 納骨堂はロッカー式、仏壇式、位牌式、墓石式など遺骨を収める方法によってさまざまな種類がある

新しい形態のお墓事情とは

65. 最近の納骨堂ではICカードによって遺骨が参拝スペースまで運ばれてくる「自動搬送式」が増えている

66. 「壁墓地」は自然石やコンクリートの壁面が石塔の役目を果たし、その地下に納骨室を設けたもの

67. 1990年代からは散骨(海洋葬)などお墓の無形化への動きが顕著になっている

68. 自宅安置用のミニ骨壺や遺骨を入れられるカロートペンダントもあり、手元供養も選択肢の1つとなっている

69. 永代供養墓や樹木葬など新しい形態のお墓も増加中

70. 永代供養墓(主に合同墓)は初期費用を支払えば墓地・霊園の管理者がお墓の管理を行ってくれる供養形態

71. 日本初の樹木葬墓地は1999年岩手県の祥雲寺で開設

72. ペット用の樹木葬墓地、さらに人とペット共用の樹木葬墓地も登場し人気となっている

73. インドやネパールのヒンドゥー教徒の間では遺灰をガンジス川に流す風習があり、墓を持たない

74. 欧米ではキリスト教の復活信仰により土葬が主流だが、ローマ法王庁は1963年に公式に火葬を容認している

75. 日本では火葬率が99.9%を超える

76. スウェーデンでは「ミンネスルンド(追憶の杜)」と呼ばれる合葬墓が一般的になっている

77. ミンネスルンドは匿名性の高い合葬墓で遺灰の埋葬地は示されず、遺族も埋葬に参加できない等の決まりがある

世界遺産に登録されたストックホルムの共同墓地スコーグスシュルコゴーデン(写真:Photomick/iStock)

78. ストックホルムの共同墓地スコーグスシュルコゴーデン(=森の墓地)は、「人は死後森に還る」というスウェーデンの死生観を表す新しい墓地の形として世界遺産に登録。現代の民間の墓地が世界遺産に登録された例は他にない

79. パリのペール・ラシェーズ墓地は1804年に開設された世界初の公園墓地で、世界中から年間数十万人が訪れる

80. 同墓地にはショパン、エディット・ピアフ、オスカー・ワイルドなど多くの著名人が眠り、パリ・コミューン最後の戦いが行なわれた地としても知られる

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