21. 現在の一般的な墓は合祀墓(代々墓)「○○家之墓」などと刻んだ墓碑を一基建て、お骨を納めるたびに墓誌(霊標)に戒名や法名を列記していくもの
22. 墓石と別に墓誌、法名碑、霊標を建てることが多いが、それらがない場合は和形墓石では側面などに戒名を彫る
23. 墓石には一般に家名や宗派により決められた名号を刻むことが多いが、基本的には自由に決められる
墓石用の石材には「大トロ」と呼ばれるものも
24. 墓石に用いられる石材は主に花崗岩を中心とした硬石で、そのおよそ8割が輸入材
25. 御影石は花崗岩の別名兵庫県御影地方が花崗岩の代表的産地だったことからその名で呼ばれるようになった
26. 御影地方で産する御影石は「本御影」と呼ばれるが、現在は採石されず「幻の石」として超高値がつく
27. 御影石には「黒御影」「白御影」「青御影」などの種類があり、墓石に最も多くみられるのは「黒御影」
28. 現在、墓石の石材として最高級とされるのは「庵治石」。香川県高松市庵治町の五剣山から採掘される
29. 庵治石は硬度が高く、吸水性が低い、鉄分が少ないなど風化に強い性質をもつうえに、青みを帯び、「斑が浮く」と表現される独特の斑模様を呈する石の美しさが特徴
30. 庵治石と並び国産銘石として名高い神奈川県産の「本小松石」は40万年前の箱根火山噴火により形成された
31. 本小松石は織田信長や武田信玄など戦国武将の墓や徳川家代々の墓、天皇家の墓にも使用されている
32. 本小松石のなかにも「赤目材」「青目材」などの等級があり、超特急品は「大トロ」と呼ばれる
33. ほかに愛媛県産「大島石」、茨城県産「真壁石」「稲田石」などが墓石のブランド石材として高い人気を誇る
34. 外国産の石材では中国産の「G603」「G663」やインド産の「クンナム」、スウェーデン産「ファイングレイン」南アフリカ産「インパラブルー」などが知られる
35. 現在確認できる最古の墓は約6万年前のネアンデルタール人による墓で、シリアのデデリエ洞窟で発見された
36. 沖縄県石垣市の白保竿根田原洞穴遺跡は、国内で初めて旧石器時代の墓域が確認された場所
37. 白保竿根田原洞穴遺跡の墓域は天然の洞窟を利用した風葬によるもの
38. 土抗墓としては、北海道で発見された湯の里4遺跡の約2万年前の墓が国内最古とされている
39. 広島県の帝釈峡観音堂洞窟遺跡では8000年前の縄文人が墓石を意識していた痕跡が発見されている
40. 古代日本の墓は「奥都城(おくつき)」と呼ばれ、やがて神道式の墓を表す言葉となった
無料会員登録はこちら
ログインはこちら