岡島:でもよくこのメンバーが集まったなというか。ある意味ドリームチームで、昔からご存知の方たちも結構いますし。外でやっても全然できる人たちが、もう一回再集結というか。同居と別居を繰り返す夫婦みたいな感じの人たちいっぱいいるわけじゃないですか。
川邊:なんせ、このメンバーが最初に皆で集まったのは、体制変更を社内にも言えない時だったので、「会社で集まれないね」というので、渋谷の「ウタヒロ(カラオケルーム歌広場)」で集まったんですよね。
岡島:カラオケ(笑)。
川邊:そうそう。月曜の朝8時半に。密室だし静かだし、いいんじゃないかということでカラオケに集まったら、隣で若者たちがまだ朝8時半なのに歌ってて。もとから新体制はそういう雰囲気の中で登場したということです。
踊る舞台は俺たちが作る
岡島:それでもよくこのメンバーが集まったなあと。しかも個性的な人ばっかりだし。やっぱり求心力は、川邊さんと宮坂さんの2人が?
川邊:まあ、ノリのいいお兄ちゃんが2人いて、宮坂さんと僕がいて。さっき見ていただいたとおり、「意思決定というか責任はこっちでとるから、あとお金も出すから好きにやってよ! そういうお祭り騒ぎがこれから始まるから来てよ」と誘ったら、皆が来てくれたという感じですかね。
岡島:ヤフーはとってもいい会社でしたが、私が言っていもいいのかどうか分からないんですけれども、ちょっとつまらない会社になっていたと社員の皆さんは思っていたのですかね?
川邊:思っていましたよ。つまんないんだけれども、リーディングカンパニーとして、どんどん利益成長していこうと。パソコン磐石で、次のパラダイムが見えない中で、マシーンのようにやっていこうというような感じでしたよね。
岡島:そこを「爆速」ということで、爆速経営の祭りという感じで、インターネット大好きな皆が、これからモバイルだスマホだという感じで燃えると。
川邊:そういうお祭りの環境をどう作るか。宮坂さんが今でも言っているのは、「皆が踊る環境は自分が作るから、踊る中心にお前が立って踊れ」と。
岡島:舞台づくりプロデューサーみたいな。
川邊:そうそう。僕は各サービスのユニット長の人たちに「踊る環境は作るので、大いに自分なりのパフォーマンスを見せてください」というふうに言っています。まさにそこは変わったんです。前はそうじゃなかったです。
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