コンパクト 日本経済論 原田泰著

コンパクト 日本経済論 原田泰著

経済大乱。日本経済に対して楽観はもちろん、悲観ばかりでも仕方ない時、言語明快な著者が、グローバル時代の諸問題を追跡した。「コンパクト 経済学ライブラリ」の1巻で、見開き2ページの半分に図解かコラム(これが面白い)を載せて、トントンと読ませる。格差社会(正規社員になれなかった若者)、アジア・中国と日本経済(統合より開放化持続を)、人口減・高齢化(その前提でしか道はない)など、かつての「高度経済成長論」は過去のもの。

「(現高齢者と予備軍の)彼らがリーダーだった時代にはもはや高成長も、若者のために高給の仕事も作ることができなかった。焼け野原から高度成長を作り出した世代はすでに十分な年金をもらっている。高齢者への社会保障支出を削減し、若者をその負担から解放するしかない。高齢者は我慢を」とはきつい。
 ただ、今次経済大乱と日本経済の運命については、残念ながら記述がない。

新世社 1890円

Amazonで見る
楽天で見る

ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
  • 「非会社員」の知られざる稼ぎ方
  • 「コミュ力」は鍛えられる!
  • 岐路に立つ日本の財政
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
日産 危機の全貌<br>ゴーン追放 修羅場が迫る

19年間トップに君臨したカルロス・ゴーン氏が失脚。逮捕、そして解任という前代未聞の事態は実は序章にすぎない。カリスマの追放で日産自動車はこれからどうなるのか。日産に渦巻く危機の全貌を探る。