ひろゆきが語る「1%の抜け道に気づく成功者」 才能や頭の良さなしでも勝てる「サードドア」

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アレックスは、「サードドアが必ずある」という前提で世の中を見ていますよね。これがポイントだと思います。

クイズ番組に出場して賞金を獲るにも、まずはオーディションに受からなければダメ。じゃあその合否を判断しているのは誰なのか、その人の印象に残るにはどうすればいいのかという視点で動いていく。そういう人って、何千人の中の数人のはずです。でも、こうすれば必ず確率が上がるという方法はどんな場面にもありますよ。

ウォーレン・バフェットの株主総会で質問するときのエピソードも面白いですよね。まずは質問者になるために、くじ引きに当選しなければならない。そこで会場の人数配置を観察して、当選しやすいのは熱心な人々が押し寄せる前のほうのブロックではなく、2階席のあのブロックだと考える。

冷静に考えれば誰にでもわかることですよね。だけど、ボーッと動いてしまう人が多いんですよ。

つまり、サードドアを見つけるのは、才能や頭のよさではない。何かを実現したいと思ったとき、その確率が1%でも高くなる方法はなんだろうという目線で世の中を見られるかどうかなんですよ。誰にでもできるけれど、みんなやらないことがある。成功者はみんなそれを知っているし、やっている。そういうことだと思います。

自分だけのカードで勝つときの快感

アレックスには、クイズ番組で優勝したエピソードを話せば、大体の人が食いついてくるという武器がありますよね。この強烈なエピソードを持っているかどうかも重要だと思います。

僕の知人の経営者に、中卒であることを武器にしている人がいるんです。経営者なんだから学歴なんてどうでもいいじゃないかと僕は思うんですけど、「中卒って言うと、相手が必ず食いついてきて、話を聞いてくれるから便利なんですよ」って言う。

つまり、一般的に欠点だと思われていることをあえてさらけ出すカードを使ったほうが、成功率が高まるわけです。コンプレックスこそ、自分にしかないカードに化ける場合があるんですよね。

自分にしかないとか、他の人があまり考えないカードで勝率を高めたり、勝ったときって、すごく気持ちいいと思うんですよ。そして、自分の持っている能力や機能を、どこに持っていけば人生がラクになるかということをいつも考えていると、人生が生きやすくなりますし、勝つとめちゃくちゃ楽しいですよ。

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