地震保険を使い勝手をよくするミニ保険の裏技 「かゆいところに手が届く」保険の活用術

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単独で契約できる地震保険など、“かゆいところに手が届く”少額短期保険について、3つの切り口を紹介します(写真:CORA/PIXTA)

これまで、2回にわたり少額短期保険(ミニ保険)を紹介してきた(『「孤独死」保険が登場せざるをえない深刻な事情』『夏のレジャーに備える「ミニ保険」が便利なワケ』)。今回は、生命保険会社や損害保険会社がこれまであまり積極的には手を出してこなかった“かゆいところに手が届く”少額短期保険について、3つの切り口を紹介する。

住まいの地震被害に手厚く備える

毎年、この時期になると、自然災害による被害が絶えない。台風やゲリラ豪雨、落雷、台風、竜巻、ひょう災、雪災、水害、土砂災害、地震、噴火、津波など。被害を受けた際の精神的なダメージは計り知れないが、「せめて経済的な備えを」と考えたとき、家に関しては火災保険にしっかり入っていればその多くはカバー可能だ。

ただし、この中で、地震・噴火・津波(以下、地震など)に関しては注意を要する。というのは、地震などは、火災保険では補償対象外になっているからだ。地震などによって受けた家の被害をカバーしたければ、地震保険に入る必要がある。ところが、地震保険には単品では入れない。つまり、火災保険と合わせて契約する必要がある。

そこまでして地震保険に入っても、もう1つ残念なことに、家の被害の満額を保険金として受け取ることはできない。地震保険でカバーできるのは、時価の50%が限度。例えば、2000万円の家に保険金額2000万円の火災保険を付けていると、1000万円まで地震保険に入れる計算だ。だが、地震などで全損となった際に、建て直しするには地震保険からの保険金だけでは軍資金が足りない。多くの人が預貯金でカバーするのも厳しいだろう。

「あとちょっと保険で備えたい」と思ったら、独自の地震補償上乗せプランがある火災保険を選んで契約するほか、少額短期保険も選択肢の1つになる。例えば、SBIリスタ少額短期保険の「地震補償保険Resta」は、単独で契約できるのが魅力だ。つまり、火災保険や火災共済に入っていなくても加入できるし、すでに地震保険に入っていても契約可能だ。

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