2点目は、ご長男の結婚式は、あなただけが出席すること。そしていつか訪れるご両親のお見送り儀式の参列も、夫よりご長男が優先であることを、あらかじめ夫に伝えておくことです。
こんなことは言わずもがなですが、あなたが悩んでおられるので、言及させていただきました。あなたの夫がそれを「立場がない」と怒る人なら、ご長男との最低限の関係修復を今からしてもらうことです。ここはあなたがもっと強気に割り切って考えるほうがいいです。
継父子の不仲は「当然」だと割り切ろう
あなたの息子さんたちと夫の不仲は、いくら夫が結婚前は優しかったとしても、一般的に言えば、織り込み済みのはずの結婚でした。これも覚悟のうえの関係と割り切る考え方が、まず肝心です。夫によい継父像を求めるのは無理で、息子さんたちによい義理の息子になれというのも無理です。
夫は初めて父親になり、息子が体ばかりが大人でまだまだ未熟であることを理解できず、父親らしい接し方もわかりません。
息子さんたちにとっても初めての父親で、甘え方も知らず、控えめすぎてもかわいげなく、難しい立場です。
私があなたからその結婚前にご相談を受けていましたら、絶対に息子さんたちと夫の同居には反対したでしょう。
実の父子でもささいなことが原因で、不仲だったり断絶状態になるのはよくある話です。
最近でも実の父親が勉強の仕方でもめて、息子の胸をフォークで刺した事件がありました。もちろん仲のよい父子関係もありますが、お互いの間にそれなりの情が育つには、さまざまな心のすれ違いや軋轢を経験、克服しなければならないのです。
夫とご長男に行き来がないのは、今のところ、さらなるもめ事を生まないだけむしろよい状態と、割り切るほうがいいでしょう。
当面はご次男にはアルバイトをしながら就職活動をさせ、最低限の食費を入れさせましょう。彼のパラサイト状態があなたの立場を弱くし、夫のいら立ちを助長しています。
ご次男は2年もニート状態で、あなたの夫から見れば、「努力もしてない大人をタダ食いさせてやっている」と苦々しく映っても、無理はありません。
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