合宿、ネット完結…ユニーク・インターンの数々 企業は「就業体験」ともなうプログラムを意識

✎ 1〜 ✎ 554 ✎ 555 ✎ 556 ✎ 最新
拡大
縮小

インターンシップを通年実施している会社もある。GMOインターネットは、プロジェクトの実データを利用したデータサイエンスや、最新のARや実際に開発チームの一員となるWebエンジニアリングのインターンシップを実施している。通年で応募できるだけでなく、開始日や参加時間についても柔軟に対応している。

ネット広告代理店のセプテーニ・ホールディングスは、オンライン上で体験できるコースを展開し、通年で実施している。地方在住の学生にも参加しやすい取り組みといえるだろう。

中身が充実しているインターンシップは人気が高い

今回、取り上げたインターンシップ以外にもユニークな内容のものがある。これらのインターンシップは、会社説明型と異なり、中身を充実させているため、受け入れ人数も少なく倍率も高い。エントリーシートや面接などの選考もあるので、しっかり準備をしてほしい。

採用選考のルールは政府が決めることになった。就業体験を伴わない内容は、インターンシップと呼称しないように求めていることもあり、実施企業は多くのコースを設定してきている。また、2021年卒だけではなく、大学1年生や高専生向けのプログラムを用意している会社もあるので、興味があれば参加してみてほしい。

会社説明型のインターンシップに複数参加し、会社研究に役立てることよりも、今回あげたようなタイプのインターンシップに参加することで、実際にどのような仕事をしているのか体感したほうが、満足度が高められる。インターンシップは、本来「就業体験」で、貴重な時間を費やすのであれば、興味のある会社やプログラムを探して参加してほしい。

小村 圭 東洋経済データ事業局
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT