日東電工は最長2カ月、古河電気工業が3週間、デンソーや日本ゼオンは2週間、村田製作所は12日間設定されている。また、ルネサスエレクトロニクスは1~2週間の間に約60の実習コースを行う予定だ。三菱ケミカルは、1人1テーマの課題を与え、2~3週間で課題解決に取り組み、そのフィードバックもある。
日立グループのIT会社・日立システムズは、1カ月間現場に配属され、実際の研究・開発業務を体験するコースがある。このコースは、選考はあるものの、学部学科は問わず、報酬が支払われる。
実習という点では、テレビ局が開催するインターンシップもその代表例だ。日本テレビやRSK山陽放送といったテレビ局は、半日~2日程度のコース設定で、アナウンサーの業務体験を実施している。すでに志望職種を決めている人は、職種からインターンシップを検討してほしい。
インターンシップで合宿参加者を選考
合宿型のインターンシップも増えている。家具チェーン最大手のニトリのインターンシップは、プログラムの1つに1泊2日で新規商品企画・開発合宿がある。ただ、参加者は、インターンシップに参加した約8000人から希望者を募り、選考している。インターンシップも気が抜けないといえよう。
建材専門商社のJKホールディングスも同様に、ディスカッション中心のインターンシップ参加者のみに、応募資格が与えられる合宿がある。合宿は2泊3日で、学生が主体となるトレーニングキャンプ型のインターンシップを、静岡県で実施する予定だ。
プリンスホテルは、1泊2日の合宿を含む5日間のコースを設定している。同社の事業戦略の説明を受ける座学のほか、同社が運営する都内のシティホテルや軽井沢のリゾートホテルで研修を行い、事業戦略立案のプレゼンまで実施する。
半導体装置大手の東京エレクトロンは、理系学生(大学生・高専生)向けに9日間の合宿コースがある。山梨県の研修センターに宿泊し、ビジネススキルから半導体製造装置の実習を行う。
ユニクロやジーユーを展開するファーストリテイリングは、海外で経営者とのセッションや海外就業体験を行う「GLOBAL STUDY PROGRAM」を1週間の内容で実施する予定だ。
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