パナソニックのスチーム美顔器 「寝ながらエステ」で大ヒット


 パナソニックのスチーム式美顔器「ナイトスチーマー ナノケア」が売れている。昨年11月の発売以来、女性誌での紹介記事や口コミで評判が浸透。店頭実勢価格は2万円台前半にもかかわらず、月1万台の販売計画に対し、発売後2カ月で7万台を突破する大ヒット商品となっている。

ヒットの理由は、寝ている間に美顔できる便利さだ。従来の一般的なスチーム式美顔器は、機器の前に座って十数分を割く必要があった。一方、ナイトスチーマーは、機器を枕元に置き、水を容器に補充すれば、後はスイッチを入れて眠るだけ。この手軽さが仕事や家事・育児に追われて忙しい女性から高い支持を集めた。「購入者は30~40代が中心で、外で働く女性が半分以上」(同社ビューティケア商品チームの山田詩織さん)。

シワやくすみの原因になる肌の乾燥は、美容の大敵。ナイトスチーマーは水分に包まれた超微細弱酸性イオン「ナノイー」を生成し、空気中に放出する。その粒子が肌に触れると、皮脂となじんでコーティングの役目を果たし、肌の水分蒸発を抑えて潤いを維持させるという。噴射口がスチームで高温になる安全上の問題も解消し、就寝中の使用を実現した。

忙しい女性の心をとらえた「寝ながらエステ」。美肌のためには、固い財布のひもも緩むようだ。

(渡辺清治 =週刊東洋経済)

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