レンジローバー「2代目イヴォーク」何が凄いか

このコンパクトSUVは日本にピッタリだ

このクルマは女性を乗せるのにもぴったりだと思われるのは、デザインのシンプルさに加え、上質なシートにある。座り心地もさることながら、肌に触れるシート表皮への心配りがはんぱではない。

レザーシートも、ぜいたくな見かけからして、もちろん悪くない。加えて、日本でも製品が売られているデンマークの高級テキスタイルメーカー「クヴァドラ」社によるウール素材はじつに手ざわりがよい。

さらに、今回の新型イヴォークから採用されたユーカリの繊維を使ったリネンのような手ざわりのファブリックシートもあれば、合成スウェード地も、と選択肢が豊富だ。

ちなみにこの二つのシート地は、環境にも配慮したもので、ユーカリは収穫しても生育の早い植物であり、後者のスウェード地は再生ポリエステルから作られるという。車内でちょっとしたジマンができそうではないか。

審美性が高く、かつ他のブランドとは一線を画す

エクステリアデザインは、イヴォークの最大のセリングポイントだ。よけいなものはそぎ落としたとメーカーが言う、磁器のように張りのある面が目をひくのである。フロントマスクは突起物がほとんどないような造型で、まるで卵のように美しい。

コントラストカラーのルーフもオプションで選べる(写真:LEON編集部)

初代イヴォーク(いまでもコンバーチブルは売られている)はくさび型のシルエットと大径タイヤの存在感を強調した、とにかくデザインオリエンテッドという点でエポックメイキングだった。新型は別の方向性ながらデザインを大きな特長としている点では同じだ。

審美性が高く、かつ他のブランドとは明らかに一線を画している。この点において、オーナーの心をくすぐる商品力をデザインが作りあげているのだ。

全長はさきに触れたとおり、かなりコンパクトだ。それでいて室内は従来型よりずっと広くなっている。全長は先代とほぼ変わらず、ホイールベースは20ミリ延びているのだ。理由は新型のエンジン横置きプラットフォームにある。

従来型はエンジン縦置きプラットフォームだったが、新型では、プラグインハイブリッドやおそらくピュアEV化を視野に入れた新世代のプラットフォームを使っている。実際に今回からマイルドハイブリッド仕様が設定されてもいるのだ。

選択肢が豊富なのも、イヴォークへの興味をかきたてる。パワフルなモデルが好きなひともいれば、燃費重視のひともいる。さまざまなニーズに対応しようというメーカーの心意気の表れだ。

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