レンジローバー「2代目イヴォーク」何が凄いか

このコンパクトSUVは日本にピッタリだ

エンジンラインナップは4つだ。ガソリンが3つ、ディーゼルが1つである。ガソリンは200馬力の「P200」、249馬力の「P250」、それに300馬力のマイルドハイブリッド「P300MHEV」からなる。ディーゼルは180馬力の「D180」である。

すべてのエンジンに共通するのは、2リッター4気筒であることと、4WDシステムと組み合わされていることだ。今回の注目エンジン「P300MHEV」はベルトドリンブン・スタータージェネーターを備えているのが特徴。

エンジンラインナップでキャラクターもかなり違う?

ガソリンエンジンの特徴として、回転の伸びはいいのだけれど、発進直後の加速性にいまひとつ難があることがあげられる。それをカバーするためにごく低回転域のみ電気モーターを動かして加速を手だすけするのだ。

前輪の下の状況がモニターで見える「クリアサイト・グラウンドビュー」がオプションで用意される(写真:LEON編集部)

モーターはいきなり最大トルクを出す特性を持っていることは、ハイブリッド車の運転経験があるひとならご存知だろう。メルセデス・ベンツでもSクラス、CLSクラス、Eクラスなどで同様のシステムを採用。その有効性は実証ずみだ。

今回運転したのは、もっともパワフルな「P300MHEV」エンジン搭載の「R-DYNAMIC」(スポーティな外観のモデルライン)と、「P250」の「EVOQUE」ラインだ。「P300MHEV」は「R-DYNAMIC」にのみ載せられる。

「P300MHEV」はひとことで言うと、速い。ダイレクトな感覚が最大の特徴といえる。ステアリングホイールを切りこんだときのタイヤの反応はかなり敏感(ゲインが高い、といったりする)で、アクセルペダルへのレスポンスも高い。

加速性がよく、かなりスポーティだ。じつはオフロード性能も従来型より上がっているのが新型イヴォークのジマンなのだが、高速ツアラーとしてのポテンシャルの高さを見せつけてくれる。

足まわりがしなやかに動き、快適性が高いのも「P300MHEV」のいいところだ。このクルマではスポーティなレザーシートが、乗った感覚とイメージ的にベストマッチだろう。

「EVOQUE」の「P250」は、おもしろいことに、「R-DYNAMIC」の「P300MHEV」とキャラクターがかなり異なる。加速性をはじめ、ステアリングフィールやブレーキフィールが比較的マイルドで、そこがなかなかキモチよいのだ。

乗り心地はやや路面の凹凸を拾う傾向があるものの、ステアリングホイールを切り込んだときのすなおな動きや、トルクの立ち上がりがすこしマイルドな設定が、いい雰囲気を作っている。いろいろな意味でリラックスできるところによさがある。

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