伊東純也が説く「速く走れるたった3つのコツ」 家の中でできる超簡単な練習メニューを紹介

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プロサッカー選手の伊東純也氏が、足が速くなる方法を教えます(写真:YsPhoto/PIXTA)  
「足が速くなりたい」――。子どもの頃こんなふうに思ったり、自分の子どもに言われたりしたことはありませんか? どうしたら速く走れるようになるのでしょうか。サッカー選手・伊東純也氏の著書『子どもの足がどんどん速くなる』を一部抜粋し再構成のうえお届けします。

「足が遅いから、体育がどうも苦手」「いつもビリで、みんなに笑われる」と、足が遅いことに悩みを抱えているお子さんは少なくありません。

たかがかけっこ、されどかけっこ。足が遅いことだけで自信を失い、運動が苦手になってしまう。それが人間関係などにも影響してしまうお子さんもいるようです。とてももったいないことです。

しかし、足が遅いことですべてに自信がなくなってしまうということは、足さえ速くなればすべてに自信が出てくるということ。「自分は生まれつき足が遅いんだ……」と思い込んでいるお子さんは多いですが、そんなことはありません。実はいくつかの簡単なポイントを押さえれば、足は速くなるのです。

欠点だらけの僕が速く走れる理由

僕自身は幼い頃から、足の速さはいつもトップクラスでした。所属したサッカーチームでも、今と同じように右サイドを全力で駆け抜け、敵を置き去りにしていました。とはいえ、誰かに走り方を教わった経験はありません。フォームは我流。自分で見ても、決してスマートではありません。

これは、体が硬いからかもしれません。前屈しても指先がちょっと地面に触れるくらいなのです。体の硬さに加えて、もう1つ苦手なのが野菜です。今はそれなりに克服しましたが、子どもの頃は野菜が一切食べられず、母を困らせていました。

欠点だらけの僕の足が速いのは、なぜだろう――。自分のプレー映像を見ながら考えていたとき、ある点に気づきました。

・ももを高く上げていない
・腕を90度に曲げて振っていない
・フォームなんて気にしたことがない

陸上の定説をご存じの方なら、「何をバカなことを」と言うかもしれません。でも、僕は実際に速く走れているのです。ここからは、伊東純也流の「速く走るコツ」を3つに分けて順を追って説明したいと思います。

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