伊東純也が説く「速く走れるたった3つのコツ」 家の中でできる超簡単な練習メニューを紹介
「足が遅いから、体育がどうも苦手」「いつもビリで、みんなに笑われる」と、足が遅いことに悩みを抱えているお子さんは少なくありません。
たかがかけっこ、されどかけっこ。足が遅いことだけで自信を失い、運動が苦手になってしまう。それが人間関係などにも影響してしまうお子さんもいるようです。とてももったいないことです。
しかし、足が遅いことですべてに自信がなくなってしまうということは、足さえ速くなればすべてに自信が出てくるということ。「自分は生まれつき足が遅いんだ……」と思い込んでいるお子さんは多いですが、そんなことはありません。実はいくつかの簡単なポイントを押さえれば、足は速くなるのです。
欠点だらけの僕が速く走れる理由
僕自身は幼い頃から、足の速さはいつもトップクラスでした。所属したサッカーチームでも、今と同じように右サイドを全力で駆け抜け、敵を置き去りにしていました。とはいえ、誰かに走り方を教わった経験はありません。フォームは我流。自分で見ても、決してスマートではありません。
これは、体が硬いからかもしれません。前屈しても指先がちょっと地面に触れるくらいなのです。体の硬さに加えて、もう1つ苦手なのが野菜です。今はそれなりに克服しましたが、子どもの頃は野菜が一切食べられず、母を困らせていました。
欠点だらけの僕の足が速いのは、なぜだろう――。自分のプレー映像を見ながら考えていたとき、ある点に気づきました。
・腕を90度に曲げて振っていない
・フォームなんて気にしたことがない
陸上の定説をご存じの方なら、「何をバカなことを」と言うかもしれません。でも、僕は実際に速く走れているのです。ここからは、伊東純也流の「速く走るコツ」を3つに分けて順を追って説明したいと思います。
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