山里亮太・蒼井優、交際2カ月スピード婚の必然 なぜか「お似合いのカップル」に見える理由

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今回の結婚報告会見を見た人々から、「山ちゃんがカッコよく見えた」という声が飛び交っていますが、それは“美人女優を妻にできた幸せな男”と“それでも変わらないやさぐれ男”という相反する2つのキャラを見事に共存させたからでしょう。

「芸人らしくない」「女優らしくない」姿が幸せの証

それにしても、ここまで結婚に希望を抱かせてくれる芸能人カップルは、ひさびさではないでしょうか。SNSで発表するだけの芸能人が多い中、多くの人々に笑顔で報告し、祝福してもらうことの素晴らしさを感じさせてもらうとともに、「芸能人はこうあってほしい」という姿を見せてもらった気がします。

会見終盤、モテない芸人に向けたコメントを求められた山里さんは、「しずちゃんが『まじめに頑張ってればいいことってあんねんな』と言ってくれたんです。いろんな人に『気持ち悪い』とか、嫌われたりとか、炎上とかいろいろあったけど、そんな世界でも一生懸命頑張ってまじめに生きていればこんな素敵なゴールを用意してくれるんだと。『僕みたいな戦い方をしている芸人さんの希望になれたかな』という自信はあります」とコメントしました。

芸人だけでなく、全国の恋愛に恵まれていない人に、勇気を与えたことは想像にかたくありません。

山里さんは、常に勉強を欠かさず、学んだことやアイデアをひたすらメモするなど、仕事の準備を欠かさない人として知られています。だからこそ、TPOに応じたさまざまなフレーズを瞬時に繰り出せるのですが、今回の結婚報告会見では、ときどき真剣に話しすぎてスベってしまうシーンがありました。

一方、蒼井さんは、よく考え、自分を追い込むストイックな役作りで知られる女優。しかし、今回の結婚報告会見では、カメラの前で下を向いたり、頭が真っ白になってしまったりなどの女優らしからぬ姿を見せるシーンがありました。

2人の芸人らしくない、女優らしくない姿こそが、2人の素顔であり、何より幸せの証に見えたのです。

木村 隆志 コラムニスト、人間関係コンサルタント、テレビ解説者

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きむら たかし / Takashi Kimura

テレビ、ドラマ、タレントを専門テーマに、メディア出演やコラム執筆を重ねるほか、取材歴2000人超のタレント専門インタビュアーとしても活動。さらに、独自のコミュニケーション理論をベースにした人間関係コンサルタントとして、1万人超の対人相談に乗っている。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』(TAC出版)など。

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