山里亮太・蒼井優、交際2カ月スピード婚の必然 なぜか「お似合いのカップル」に見える理由

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蒼井さんは最後に行われたフォトセッションのあと、はっきりとした口調で「先ほど『山里さんのどこが結婚の決め手になったか?』と言われたときに、いちばん大事なことを言うのを忘れてまして……。私は山里さんの仕事に対する姿勢を尊敬しています。『何で山里さんと生涯をともにできたらと思えたか』というと、私も基本的に怠け者なのですが、仕事に入るとなったらとことんやってしまうんです。山里さんを見ていると、『それで間違っていないんだな』って思わせてくれるので、とても勇気がわきます」とコメントしました。

蒼井優が最後に見せた深い愛情

蒼井さんが見せた「尊敬・尊重」の気持ちは、しばしば破綻しにくい夫婦の特徴として挙げられるように、深い愛情の表れ。そんな気持ちを、質疑応答を終えたあとにわざわざ言ったところに、「このタイミングを逃したくない」という意志の強さを感じました。深い愛情と意志の強さを見る限り、2人にとって2カ月という交際期間は「短い」という感覚ではないのでしょう。

さらに、蒼井さんはこれだけで終わらせませんでした。「とはいえ、私より山里さんのほうが、仕事がないと生きていけない人だと思うので、これからは自分がいただいた仕事は精一杯やりますが、できる限り亮太さんを支えたいと思います。今日はありがとうございました」と所信表明をするように会見を締めたのです。山里さんにとっては、これ以上ないほど、心強く、幸せを感じる締めの言葉だったのではないでしょうか。

女優は、「決められたセリフを話すことは得意だけど、それ以外のフリートークは苦手」という人が多く、「記者会見を開いてもあまり盛り上がらない」と言われています。今回の会見でも山里さんが8~9割方話していましたが、それは山里さんが「彼女をサポートしよう」と思っていたからであり、口数が少なかったからこそ蒼井さんが語った最後の言葉は、私たちの心を打ったのでしょう。

長い時間をともにする夫婦は、トークのバランス感覚も重要。「オンの場では、僕がメインで話して、彼女の話をサポートしてあげたい」「オフの場では、私がたくさん話して、彼を楽しい気持ちにさせてあげよう」などのバランス感覚がある夫婦は、円満に過ごしていけるものです。その点、山里さんと蒼井さんは、会見の内容を聞く限り、オンとオフにおけるトークのバランス感覚もよさそうでした。

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