余命6カ月、森永卓郎が糖尿病を克服できたワケ 1人でやっていると限界を超えるのが難しい

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──糖尿病の治療や減量で、印象に残っていることは?

その頃いろんなお医者さんと話したんですけど、共通して言うことは「健康の秘けつは適度な運動と腹八分目の節制した食事」。これはね、まったく誰も異論がないんです。

カロリー制限か糖質制限かっていうのは、医者の意見が真っ二つに割れているんです。だからどっちが正しいかわからないんですけど、私についていうと糖質制限のほうが劇的に合っていました。

買い物の秘けつ

──糖質制限で苦労されたことはありますか?

いまもご飯、パン、麺、スイーツは一切食べていないです。

ただ、同じものばっかり食べているから飽きるんですよ。だから、豆腐1つでも、麻婆豆腐にしたり、豆腐ステーキにしたり、卵とまぜて豆腐オムレツを作ったり、目先を変える工夫が必要です。

それと、私は時間がないので、料理には10分以上かけないようにしているんです。それは結構厳しい制約なの。

『なぜ日本だけが成長できないのか』(書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします)

──自炊するにあたって、お買い物の秘けつはありますか?

平日寝起きする仕事場の近くは物価が高いんですよ。だからいつも大学(獨協大学・埼玉県草加市)の帰りに買い物します。3割ぐらい物価が違うんですよ。でっかい保冷袋を提げて、そこからねぎや白菜が飛び出ていて(笑)。

生活の技術を上げれば少ないお金でもやっていけるんです。だから、世の中のことを知っておくことが大切ですね。

[取材・文/笑(寳田真由美) 撮影/松本順子]

<教えてくれた人>
森永卓郎(もりなが・たくろう)さん
1957年、東京都生まれ。経済アナリスト。東京大学経済学部卒業。獨協大学経済学部教授。日本専売公社、経済企画庁、UFJ総合研究所などを経て現職。『消費税は下げられる!』『雇用破壊』(角川新書)、『年収300万円時代を生き抜く経済学』(光文社)など著書多数。

『なぜ日本だけが成長できないのか』(森永卓郎 /角川新書)
約20年で日本の経済力は3分の1以下に縮小。原因は人口減少や高齢化なのか? グローバル資本とその片棒を担ぐ構造改革派が「対米全面服従」を推し進めた結果、日本は転落。格差社会を生み出しました。自身の経済研究の集大成であり「本書執筆後は孤立を覚悟した」という渾身の告発書。

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「毎日が発見ネット」編集部
「まいにちがはっけんねっと」へんしゅうぶ

自身の健康&親の介護が気になり始めた世代に役立つ情報が満載の、雑誌「毎日が発見」。そこに掲載された健康情報やレシピに加え、介護や夫婦問題の当事者のリアルな声をお届けします。

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