「100歳までの生活費」は結局いくら必要なのか 老後資金がざっくり分かる4ステップ計算式

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100歳までの老後資金は、下の4ステップで計算します。年金生活の方を想定していますので、年金をこれから受給する方は、生活費、年金額とも見込み額で計算してください。

老後資金がザックリ分かる4ステップ

まず4つの金額を確認します

1、毎月の基本生活費
食費、水道光熱費、住居費、医療費など
2、 毎年必要なお金
固定資産税、火災保険料、冠婚葬祭費など
3、今後使いたい、まとまったお金
旅行、住宅リフォーム、老人ホーム入居費などに使うお金の合計額
4、年金額
公的年金、企業年金などの合計額(税金、社会保険料を引いた後の手取り額)。夫婦の場合は2人分

次に4つのステップで計算してください

【ステップ1】毎年の生活費を計算!

食費や水道光熱費といった毎月の基本生活費を12倍し、これに固定資産税など毎年必要なお金を加えて、毎年の生活費を計算します。

毎年の基本生活費(前述の1) × 12カ月 = 毎年の基本生活費
毎年の基本生活費 + 毎年必要なお金(前述の2) = 毎年の生活費
【ステップ2】毎年の不足額を計算!

毎年の生活費から年金額を引いて、毎年の不足額を計算します。

毎年の生活費 - 年金額(前述の4) = 毎年の不足額
【ステップ3】一生分の不足額を計算

まず100歳までの年数を計算してください。毎年の不足額にこの年数を掛けると、生活費の一生分の不足額が分かります。

毎年の不足額 - 100歳までの年数 = 生活費の一生分の不足額
【ステップ4】生活費以外に使うお金を加える

ここに生活費以外の費用を加えます。これは、例えば住宅リフォームや自動車の買い換えといった、まとまった費用です。今後どんな出費があるか、紙に書き出してみるといいでしょう。

生活費の一生分の不足額 + 今後使いたい、まとまったお金(前述の3) = 100歳までの老後資金

ここまでで、おおよその「100歳までの老後資金」が分かります。

<教えてくれた人>
有山典子(ありやま みちこ)さん/マネージャーナリスト。証券系研究所に勤務後、専業主婦を経て編集者に転身。マネー誌「マネージャパン」編集長を務めた後、現在はフリーで単行本や雑誌の執筆、セミナー講師などを行っている。ファイナンシャル・プランナーの資格も持つ。

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「毎日が発見ネット」編集部
「まいにちがはっけんねっと」へんしゅうぶ

自身の健康&親の介護が気になり始めた世代に役立つ情報が満載の、雑誌「毎日が発見」。そこに掲載された健康情報やレシピに加え、介護や夫婦問題の当事者のリアルな声をお届けします。

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