「ネットフリックスは必需品」米国の若者の心理 日本とはちょっと違う、海外ネット事情

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3 ✎ 4 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

イラーナ:Huluは広告が入っているから嫌です。

エレン:Amazon Primeは会員になっているけど、あくまでアマゾンの買い物用に会員になったのであって映画は見ません。

一同:皆、Netflixの使い方に慣れちゃっているから、ほかのモノはあまり……。

原田:なるほど、Netflix一極集中に向かっているのかもしれないね。じゃあ、話題をSNSに変えよう。日本のニュースでよくアメリカの若者の間でフェイスブック離れが進んでいるというものを目にしますが、実際はどうなんですか?

SNSについて熱く語る参加者たち(写真:筆者撮影)

アダム:個人情報の流出で、かなりフェイスブック離れが加速化したように思います。僕はフェイスブックをSNS機能に使うというより、ニュースを見る場にしています。

キャリス:私はもう投稿はしなくなっていて、イベント情報の詳細や、学生グループの情報を得るためだけに使っています。

通訳:学生たちの中には、政治に関する個人的な見解や政治に関するニュースや記事をあげている人もいて、それがタイムラインにたくさん挙がってくるのが嫌だという話も学生たちからよく聞きます。

原田:まあ、学生たちがSNS上で政治談義をしている点は日本も見習ったほうがいいですけどね。日本の学生たちはツイッターにネタを載せるか、インスタに映え写真を載せることに躍起になっていて、SNS上での政治談義などほぼありませんから。

エレン:おばあちゃんがフェイスブックを使っているから、そのやり取りにだけ使っています。自発的に投稿することはありませんね。

アラン:周りの同世代を見ていると、メッセンジャー機能だけ使っている人がいちばん多いように思います。

ヨータム:僕は友達の情報を収集する場として使っていて、自分で投稿することはありません。

日本の若者にはフェイスブックは「冠婚葬祭メディア」

原田:日本でもフェイスブックは若者の間で「冠婚葬祭メディア」なんて言われ方をすることもあるようで、要は、おじさんたちが熱心に書き込みを行っている中、若者たちは登録はするものの、人生の大きな転機があるときにだけ書き込みをするようになっている、ということらしいです。アメリカの若者の間では、ニュースを見る場とメッセンジャー機能に集約され始めているのは面白い違いかもしれませんね。

では、日本の若者の間では加工アプリとして使われることもあるSnapchat(スナップチャット)はどうだろう?

アンナ:暇つぶしで、ごくたまにいじるくらいかな。

エレン:私たち世代より若い世代がやっているイメージだわ。

キャリス:3、4年前は大学生も使っていましたが、今はもっと若い子たちが使うようになっているイメージです。

次ページSnapchatやTikTokは?
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事