「ネットフリックスは必需品」米国の若者の心理

日本とはちょっと違う、海外ネット事情

エレン:私は毎日投稿しているわ。以前、仕事の情報収集にも使っていたわ。でも、周りのほかの同世代はやっていない。

ヨータム:何年も前に数週間試したことがあるけど、すぐにやめました。

アンナ:人間、そんなに言いたいことってないわ。だから、やる理由がない。

原田:確かに普通の人間には、そんなに発信したいことってないかもしれないね(笑)。それに英語だとつぶやける言葉数も限られるしね。漢字のある日本のほうが、そもそもメディアとして親和性が高いのかもしれないね。俳句の国だし、短文にもともと慣れているのかもしれない。

日本の高校生にインタビューすると、インスタグラムでストーリー機能ができてから、それがツイッターのつぶやきに似ている機能だから、ツイッター離れが進んできている、なんて話も聞いたりするようにはなりましたが。

でも、日本のテレビはトランプ大統領がツイッターで何かをつぶやくと、すぐにそれをあたかもアメリカで大きな影響を与えているように報じるのだけど、それは日本でツイッターの影響力が大きいからかもしれない。

アメリカ社会では全体的に、少なくとも若者たちについてはツイッターの影響力は減ってきているから、ことさらにトランプ大統領のツイッターでの発言を大きく報じるのは、客観的な報道とは言えない可能性もあるかもしれないね。

報道ニュースを若者にどう届けていくべきか

ところで、先ほど、フェイスブックでニュースを読む、という人がいたけど、ほかの人はニュースはどこから得ているの?

アンナ:iPhoneのニュースアプリで見ているわ。

(注:iPhoneのニュースアプリで数百という新聞や雑誌、インターネットニュースメディアの記事を読むことができる。好きなメディアやテーマを登録しておけばそのニュースがニュースフィードにどんどん上がってくる)

エレン:ツイッターとニューヨークタイムスでニュースを読みます。
538という政治的なサイトを見ている若者も中にはいます。

原田:日本の若者もそうだけど、アメリカの若者もあまりニュースは見ていなさそうだね。報道ニュースを若者たちにどう届けていくかというテーマは、世界中のメディアにとって、本当に大きな問題になってきていますね。

(次回に続く)

【座談会参加者プロフィール】
ヨータム:コロンビア大学学生。政治学専攻。イスラエル出身。軍隊に6年いた。趣味はイラストレーション。校内雑誌に掲載している。音楽が好き。将来はブランドメッセージのある起業をしたい。
アンナ:コロンビア大学4年生。趣味は旅行とネットフリックス。今後、韓国語を勉強したいと思っている。
アラン:コロンビア大学哲学専攻の4年生。ディベートソサエティに入っていて、日々、たくさんディベートする。ペンシルベニア出身。
アダム:コロンビア大学4年生、政治学専攻。週に20時間は大学の学生リーダーをしている。予算は1million(日本円で約1億1000万円)を運用していて会計担当。将来は政治家になりたい。学生リーダーをしているのは趣味と実益を兼ねている。リーダーになるために5000~6000の学生寮の部屋を叩いて回って、自分への投票を呼びかけたことがある。少し前に健康の問題からビーガンになったばかり。でも、本当はハンバーガーが大好き。
イラーナ:政治経済専攻。大学の寮で6人で住んでいる。アイビーリーグのフェンシングのチャンピオン。
テイラー:ペンシルベニア大学出身。趣味はフィクションの小説を書くこと。最近、5万語の小説を1カ月で仕上げた。大学機関の事務局幹部育成プログラムを卒業している。いずれ大学の受験課の長になりたい。旦那さんはドイツ人のデータサイエンティストでペンシルベニア大で知り合った。
キャリス:コロンビア大学で歴史専攻の4年生。趣味は映画製作、演技。
エレン:コーネル大学を卒業してコロンビア大学ビジネススクールの研究所で働いている。歴史と政治学を専攻していた。趣味はランニングと旅行。
(協力)荻野僚子:コロンビア大学ビジネススクール日本経済経営研究所
(調査設定・通訳)シェリーめぐみ:1991年からニューヨーク在住。ジャーナリスト、ラジオ・テレビディレクターとしてアメリカのエンタメ、文化、経済、政治まで幅広く日本に情報発信。オフィシャルブログ 。連載に日刊ゲンダイ連載「ニューヨークからお届けします」。JFN On The Planet シェリーめぐみfrom NY(月〜木:全国36局ネット) など。
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