1日3分!視力を回復させる「根拠のある方法」 最新論文で話題「ガボール・パッチ」の威力
左目を隠して、右手をまっすぐ前方に出し、右のひとさし指を立ててまっすぐ正面を見てください。右のひとさし指の先は、目の高さに合わせます。目線はそのままで右のひとさし指(右手)を外側(右側)に水平に動かしていくと、肩幅近くの位置で指先が消えます。実際にやってみれば、見えなくなることが確認できます。
このように、目というのは視界の中に入りそうなものでも、ちゃんと見えていないことがあるのです。つまり、目というのは完全ではないのです。ただ盲点は、このようにゆっくりとじっくりと観察しないと、なかなか気づきません。
一方で普段の生活では、盲点は一瞬で通過します。そのときに脳は、実際は目で見えていない部分を推測して、我々が気づかぬうちに見えたものを補完しています。このように目から入ってくる情報が不鮮明な場合でも脳の機能がよければ、画像を加工して鮮明にしてくれるのです。
「ガボール・アイ」が視力を回復するメカニズムは、この“画像加工能力を上げる”ことにあります。目を鍛える、目の筋肉を強くするという訓練はありますが、ガボール・アイは目の機能は変えません。目を良くするのではなくて見えた画像をはっきりと処理する能力を上げるのです。
だからこそ近視であれ遠視であれ、関係なく見やすくすることができます。目の状態に依存せず今見える画像を鮮明にする方法だからです。2017年には「ニューヨーク・タイムズ」で「脳を鍛えることで老眼も近視も視力が向上する」という記事が掲載されています。
実際にやってみましょう
では実際にガボール・アイをどうやるかご紹介しましょう。まずは下記のような、いくつかの縞模様(ガボール・パッチ)が並んでいる画像を見ていただき、そのなかで同じ縞模様を探します。3分間から10分間を目安に続けてください。
(問題)
(答えは次ぺージにあります)
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