仕事がダメな人はメールの文面もイケてない 「見た目」の読みやすさを意識していますか

拡大
縮小

開いた瞬間、文字がギュッと詰まっているようなメールは、直感的に「読みにくい」と感じます。

「読みにくい」ということは、メールを開いたときの画面に反発を感じる(読む気が失せる)ということ。こうなると、よほど特別なメールでなければ、後まわしにされてしまいます。

「そうはいっても、仕事上のやりとりなら、多少読みづらくても最後まで読んでもらえるのでは?」

そう思われるかもしれません。

確かに、どうしても読まなければならないメールなら、受け手は我慢して目を通すでしょう。ただ、この時点で、受け手の送り手に対する印象は最悪になります。

印象の悪化だけでなく、仕事に支障が出る可能性も

いや、それだけならまだいいでしょう。

メールの読みにくさは、理解度にも影響を及ぼすのです。

読みにくいメールは、読み間違いを誘発します。その結果、正しく伝わらなかったり、こちらが望む処理をしてもらえなかったりします。そうなると、もう一度働きかけをしなければならないので、二度手間になってしまう……。

これでは仕事は進みません。

読みにくいメールを送っていると、相手の中で優先順位を下げられてしまいます。

優先順位が下がれば、結果的に仕事が滞ってしまう。

仕事が速い人はこの点を危惧しているので、メールの見た目(レイアウト)に人一倍気を遣うのです。とくに初対面の人にメールを書くときには、そのメールがあなたの印象を決めることになるので要注意です。

メールに限ったことではありませんが、文章を「読める」「読みたい」と感じるかどうかは、過去にそれと同種の文章が読めたかどうかによります。

次ページ読んでほしいからこそ「ビジュアル」を整える
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT