三菱「デリカD:5」公道で乗ってわかった実力

12年ぶりの刷新で、何がどう進化したのか

居住性のよさもデリカD:5の特徴の1つだ(筆者撮影)

早速、新型の公道におけるロードインプレッションと、従来型との大まかな違いについて報告したい。じつは筆者の親族が従来型デリカD:5(2.4Lガソリンモデル)を2007年のデビュー当時からマイカーにしている関係で、筆者も頻繁に同乗したり、多人数乗車&フル積載(ルーフにはディーラーオプションのキャリアを装備しそこにも積載)時の長距離ドライバー役を務めたりした経験がある。

そのうえで、新型の走りはどうか? ミニバン本来の使い方を紹介するのであれば単独走行、次いで同じルートを今度は多人数乗車で試乗したうえで、2列目、3列目(デリカD:5はココの居住性も評価高し!)に座って同乗走行を行い、それらの様子を織り交ぜてリポートすべきだが、今回は都合上、筆者単独での走行にとどまる。

真っ先に感じたのは開放感のよさ

試乗の発着点は静岡県御殿場市のとあるスポットに設けられた。時間内であれば試乗コースを自由に構築できたことから、筆者はまず市街地走行からスタートし、前半は箱根方面の山道へ、そして後半は市街地に戻って東名高速道路に入り御殿場IC~裾野IC間を往復した。

広々とした運転席周り(筆者撮影)

乗り込んでみて真っ先に「よいな」と感じたのは運転席周りの高められた開放感だ。従来型はSUVテイストをインテリアのデザインにも持ち込むことで“武骨で頼れる道具感”のようなタフな雰囲気を醸し出していた。そこを新型では一転、立体的なインパネ形状にはじまり光の反射率を抑えた銀色の装飾やアクセントラインで上質感を高めた。

そうした上質さは走行フィールでも狙い通りに表現されている。まず、ステアリングの操舵力が軽くなり操作性が劇的に向上したのだ。「軽く」という表現を使ったが、従来型は割としっかりとした操舵力が必要で筆者も切り返しが多くなる駐車場などでは重さを意識していた。よって、従来型との比較では「軽く」となるのだが、このクラスとしてのミニバンとしては標準的な重さ。低速時には取り回しがしやすい軽めの設定としながら、反対に高速走行時にはアシスト量を適正化して落ち着いた操舵フィールを実現している。

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