Jリーグ、片道夜行バスで「安く楽しく」弾丸遠征 勝っても負けても、新幹線でラクラク帰宅
3月3日付記事(毎週末応援、Jリーグ「安く楽しく遠征」する方法)で、Jリーグの遠征例をマニアックな方法と、シンプルな方法を紹介した。名古屋に向かうのに飯田線を使うというのは極端ではあったが、単純に往復するよりむしろ安価に思いもかけない場所に行くことができることを紹介したかった。
さて、遠征に利用する公共交通機関で代表的なものは夜行バスであろう。夜間に移動するので、限られた日程に効率的であり宿泊代の節約にもなる。
私は鉄道ファンなので、夜行列車をこよなく愛しているが、寂しいことに今ではサンライズ瀬戸・出雲号と少しの季節列車を残すのみで、ほとんど消滅してしまった。当初はその代替で夜行バスを渋々利用していた気持ちもあったが、今では積極的に活用している。
ほかに夜間に移動する交通手段としてフェリーがある。これは別の機会に書くこととして、今回は夜行バスの活用方法についていくつか事例を紹介したい。
バスタ新宿よりも東京駅
代表的なバスターミナルとして、バスタ新宿が挙がると思うが、私は東京駅出発を好む。
八重洲地下にある飲食店街「グランアージュ」は、私の応援するジェフユナイテッド市原・千葉のオフィシャルスポンサーである(株)鉄道会館が展開しており、ジェフ千葉応援キャンペーンが実施されるほか、普段から各店にはチームのフラッグなどが飾られている。ここで飲んでから夜行バスに乗り込むのだ。
金曜日の夜、煌々(こうこう)とした東京駅八重洲のバスターミナルに立つと、これから旅に出るたくさんの人々の雑踏や喧騒の中、全国各地の行き先を表示したバスが次々とやってくる。以前ならば、上野駅や東京駅のホームに夜行列車がいた景色であり、郷愁すら感じてしまう。
私がよく利用するのはJR系のバス、それにピンポイントだが徳島行きの海部観光である。その名のとおり、徳島県海部郡に本社のある事業者で、行き先は徳島県内のみだが徳島ヴォルティス戦はもちろん、カマタマーレ讃岐戦、愛媛FC戦、ファジアーノ岡山FC戦の遠征に応用できる。2018シーズンだけでも3回利用した。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら