Jリーグ、片道夜行バスで「安く楽しく」弾丸遠征 勝っても負けても、新幹線でラクラク帰宅

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「ぷらっとこだま」はその名のとおり、新幹線のこだま号のみ利用できる商品で、通常東京―京都はのぞみを使うと1万3910円、ひかり・こだまで1万3600円かかるところを、1万0300円、グリーン車を利用しても1万1800円(いずれも繁忙期を除く)で利用できるお得なプランだ。缶ビールがもらえる飲み物券も付いてくる。なお、募集型企画旅行という商品であり切符ではないため、列車の変更不可、途中乗降不可、改札も指定された場所のみ等の制限があることに注意。

2017年9月29日(金)の夜、東京駅グランアージュにある北海道料理店で飲んだ私は、京都行き西日本ジェイアールバスのグランドリーム号に乗った。このときは通勤で東京駅を使う仕事の同僚を誘い、バスの時間まで付き合ってもらって気分よく乗車した。

早朝の京都に到着して、まず銭湯に向かった。駅前の京都タワーにある大浴場がよく知られているが、六条まで歩いた。銭湯は夕方から開くものだが、土日は朝から営業しているところがあるのだ。

午前中の京都散策は快適

夜行バス明けの疲れた体をリフレッシュしたあと、京都の町を散策した。普段観光客で混雑している京都でも、午前中であればそれほど人も多くない。今日は宿泊してもよかったなと、この日の晩のぷらっとこだまを予約したことを後悔した。

京都サンガF.C.はジェフ千葉同様、なかなかJ1に復帰できていない。それゆえお互いを「ズッ友」と呼ぶ仲でもある。そのズッ友に、0-0の引き分けかと思われた後半45分から立て続けに2点取られて敗戦した。

一刻も早く京都を立ち去りたくなった私は、宿泊にしなくてよかった、と思いながら、ぷらっとこだまのお得なグリーン車で帰京したのだった。

なお、JR東海ツアーズでは便限定だが新幹線のぞみも使える「日帰り1day 行っトクか!京都」というプランもあってこれもオススメだ。京都に限らず、名古屋や大阪の設定もあるのでぜひ参考にして欲しい。

八田 裕之 週末旅行家

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はった ひろゆき / Hiroyuki Hatta

1967年生まれ。武蔵工業大学(現:東京都市大学)工学部電子通信工学科卒。JR全線完乗した鉄道ファンにして、Jリーグをこよなく愛する。平日は会社員だが休日はJリーグ遠征で全国奔走の日々。フュージョンバンド「Quiet Village」のリーダーとしてギターと作曲を担当、オリジナルアルバム発表、鉄道コンピレーションアルバム参加など、音楽活動も行う。

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