<大同(平安時代)=西暦806~810年>
駅名の由来は、近くにある大同特殊鋼の工場への通勤の便を図って設置されたものであり、後に地名が大同町となったので、それに合わせたものである。戦時下だったので、工場の位置を悟られないようにという配慮があったのだ。
大同特殊鋼は、大同電力の関連会社で、大同電力は3つの会社が合併してできたものである。社長だった福澤桃介が3社の大同団結により発足したことから命名したとのことで、遠い昔の元号とは関係がない。
普通電車だと手前の大江駅で優等列車の待避で10分前後も停車し、名古屋のターミナル駅金山駅からの所要時間が20分ほどかかることがある。
歴史的な雰囲気はある
<大宝(飛鳥時代)=西暦701~704年>
学校の日本史で学ぶ大宝律令が制定されたのが大宝(たいほう)元年。ただし、駅名の読み方は「だいほう」である。
駅の近くには創建が大宝元年にまでさかのぼる大宝八幡宮や南北朝時代の大宝城跡がある。
八幡宮の最寄り駅ということで風情のある小さな駅舎が目につくけれど、21世紀になって新築されたもので、歴史的価値はない。とはいえ、雰囲気のよい駅である。
<天応(奈良時代)=西暦781~782年>
元号は「てんおう」だが、駅名は同じ漢字で「てんのう」と読む。海の見える駅として知られる。瀬戸内海の先には江田島を望むことができる。
駅名のほうは近くにある天応山に由来し、その山は神武天皇東征にゆかりがあるとのことだ。
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