ベビーシッターこそ「生産性向上」の切り札だ 経沢香保子氏は「日本人の勝算」をこう読んだ

「人口が減少するなら海外へ」の前に考えるべきこと
――『日本人の勝算』を手に取ったきっかけは、何だったのでしょうか?
人口が減少しはじめ、今後、日本の社会がどうなっていくのかというのは、経営者である自分がつねに意識しているテーマでした。
周りの経営者の話を聞いても、国内のパイが小さくなるので、海外に出るしかないという発想が当然の流れになってますよね。正直に言うと、かつては私自身もそのひとりで、何年か先には国内と海外の売り上げを逆転させなくては、などと考えていました。
しかし、頭のどこかで「海外に出ることを考える以前に、何かやるべきことがあるのではないか」という意識がつねにあって、「人口減少」や「少子化」という単語には敏感に反応するようになっていました。そんな中で出合ったのがこの本です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら