「未経験の分野に転職」を成功させるコツ 「採用したい」と思われる候補者の共通点

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未経験の分野に転職する場合でも、成功する人というのはある共通点があるという(写真:プラナ/PIXTA)

→安井さんへのキャリア相談は、こちらまでお送りください。

はじめまして。都内の私立大学経済学部を卒業後、上場企業に入社し、資材調達の仕事をしております。現在入社3年目、26歳の者です。業務内容は、取引先との価格交渉、契約書の締結、納期調整などです。
転職をしたいと思い、ご相談のメールを送りました。
学生時代『四季報』を読むことが好きでしたので、企業分析をする事を仕事にしたいと考えています。資産運用やM&Aに携わりたいのですが、どうすればいいでしょうか? 
まったく経験のない世界ですので、任せていただけないだろうなと思っているのですが、どうすればそういった業務に就けると思われますか? 恐れ入りますが、よろしくお願いいたします。
製造業 ゆうじ

まずは「採用されること」を目指す

未経験の分野に飛び込み成功をつかむべく、まずはそのスタート地点に立てるかどうか、つまり採用されるか否かの違いは事前にどれだけ真剣に準備をしたかどうかの違いでしかありません。

誰もが未経験の分野を持っていることは当たり前であり、こと転職となると未経験の分野への挑戦というのは多くの人が経験をすることです。

そのうえで申し上げますと、いきなり未経験の分野で活躍することを考えずに、まずは採用されることを目指しましょう。最初からプロフェッショナルなんていませんから、未経験だからといって躊躇することはありません。

そうしてスタート地点に立てれば、どんどん経験を積み、どんどん勉強をして業務に邁進すればよいのです。

私自身もゆうじさんと同じような年齢のときに未経験で戦略コンサル会社に転職を果たしましたし、コンサル会社では採用にも携わっていましたので、未経験の候補者にも数多く会ってきました。

未経験でも「この人採用したいな」と思わせる候補者の方は、やりたいことや目指すことが明確であり、そのための準備を着実にしてきた方たちです。

つまり夢や目標と行動が一貫している、のです。

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