定年後の生活がグッと楽になる3つの見直し

年金と退職金では100歳まで生きられない

支出を減らすとき、まず思いつくのは食費や交際費ではないでしょうか。しかし、こうした変動費の節約は意志の力が必要なため、ダイエットのように途中で苦しくなり、なかなか長続きしません。支出を減らす際に考えるべきは、いかに強い意志や忍耐力に頼らず、仕組み化できるかだといわれています。

そこでまず目を向けるべきは、変動費でなく、通信料や保険料などの固定費です。固定費の場合、一度手続きを行えば、その後、意志の力を必要とすることなく自動で節約ができます。変動費のように、毎日財布とにらめっこしながら節約を考える必要もありません。

一度削減に踏み切れば節約効果が長続きしやすい固定費ですが、具体的に何を見直したほうがいいのか、3つ紹介していきます。

都内なら駐車場代よりも安いカーシェア

まず、もちろん使い方にもよりますが、最も「金食い虫」と言われるのが自動車です。自動車は車両だけでなく、維持にもお金がかかります。排気量1000cc超1500ccの車であれば、毎年3万4500円の自動車税がかかります。東京の場合、駐車場代が2万〜3万円程度かかることも少なくありません。頻繁に利用する地方ならまだしも、都心であれば月2〜3回のレジャーに利用する程度の人も少なくないでしょう。

特に最近普及しているカーシェアリングなら、毎月1000円程度の基本料金と利用時間ごとの使用料だけで済みます。料金には、自動車税はもちろん、駐車場代、車検代、エンジンオイル代、洗車代、サービスによってはガソリン代まで含まれているものもあります。

例えば、カーシェアリングサービスの「タイムズ カー プラス」のホームページには、全車両、6時間の利用で4020円という記載があります。月2〜3回利用するとしたら、基本料金だけで毎月8000円〜1万2000円程度。車の維持費がこれ以上かかる場合、車は思い切って売ってしまい、カーシェアリングで代替することで、かなりの節約効果が期待できます。

スマホの普及によってパケット代をはじめとした通信費が、毎月の支出を圧迫しているケースもあります。その対策としてよくいわれるのは格安SIMへの乗り換えです。ここで、家族3人それぞれが毎月10GBずつ使用する場合のデータ通信料(通話料金別)を比較してみたいと思います。

例えば、ドコモで家族3人それぞれが10GBずつ使用している場合、「ウルトラシェアパック30(30GB)」が現実的な選択肢になってくると思います。このプランは契約を結ぶ代表者が月額1万3500円(税抜)+SPモード料金300円を支払えば、家族が1人増えるごとに、シェアオプションとSPモード料金として毎月800円支払うというものです。つまり、家族3人のパケット代は毎月1万5400円(税抜)になるため、単純計算で1人あたり毎月約5130円程度の負担になります。

一方、ドコモの回線を利用しているDTI SIMの10GBプラン(音声プラン)は、毎月2800円(税抜)。つまり、家族3人それぞれが10GBのデータ容量を利用する場合、ドコモであれば1人あたり毎月約5130円、DTI SIMであれば2800円(税抜)と、毎月およそ2300円もの差となります。

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