インターンシップへの参加を勧める理由はさまざまだ。3年生のサマーインターンシップから就活は始まるというのが常識だが、もっと早期から参加してもいいという声がある。
「時間に余裕のある学部1年や2年の時点から採用に直結するようなインターンを探し、積極的に活路を見いだすといいかと思います」(早稲田大学・文系)
「インターンに行くべき。企業研究は早めに。軸をしっかりと持ち、ぶれないこと。キャリセンなどの指導に惑わされず自分の言葉で話す。嘘は絶対につかない」(熊本大学・理系)
学生は不安なので、いろんな情報に惑うだろうが、自分で活路を探せというのだ。自分軸を立ててぶれないことが大事なのだ。キャリアセンター(キャリセン)に行くと職員やキャリアコンサルタントからアドバイスをもらえるが、指導を鵜呑みにして過度に依存することを先輩は戒めている。
ただ、闇雲にインターンシップに参加すればいいというものではない。自分軸のない行動は「負け」につながる。
「インターンシップは、参加するのはいいことと思うが、数を打ちすぎてもダメだと思います。本当に行きたいなと思う企業のインターンシップに参加するべきだと思います」(東海大学・文系)
自分の将来が見えてくる
学生の社会知識はまだまだ多くはない。いろんな業種のインターンシップへの参加は知識を広げ、自分の可能性を確信することにつながる。それが自分軸というものだろう。
「1社ではなく、何でもいいから行ってみる。そうすると、だんだん自分の将来が想像できてくると思います」(津田塾大学・理系)
インターンシップの効能のひとつに就活仲間やOB・OGとのコンタクトがある。また学生からの問合せに対し、丁寧に対応してくれる企業もある。インターンシップの申し込みに間に合わなくても、問い合わせるくらいの積極性が欲しい。
「企業の甘い説明を何でもかんでも鵜呑みにしない。気になる企業があったら、とりあえずアポをとってみるのもあり。意外と企業は対応してくれる」(鳥取大学・理系)
インターンシップで知り合ったリクルーターから有益な指導を得られることがある。インターンシップはそういう縁づくりの場になることがある。
ただし、信用しすぎてはダメ。学生は親切にされると甘えるかもしれないが、若手社員はサークルの先輩ではなく、業務としてリクルーターを務めているのだ。
「1社に気持ちを入れすぎない。筆記試験の対策は早めに始めておくべき。大きい企業のインターンシップには、リクルーターがつくかもしれないので参加しておくべき。自己分析をしっかり行う。企業選びの軸をしっかり持つ」(愛知県立大学・文系)
「若手社員を信用しすぎるな」(横浜国立大学・理系)
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