ソニー、2年目のアイボで挑戦する「新領域」 セコムと連携した遊び感覚の「みまもり」機能
学習向けにはMITメディアラボが開発した教育用プログラム開発プラットフォーム「Scratch」向けに“aibo拡張ブロック”が提供される。ブロックを組み立てるようにしながらプログラムを開発できるScratchで、誰もが簡単にaiboを制御できるようにする。aibo内蔵センサーも活用できるため、たとえばティッシュペーパーをくわえて取り出すといった動きも、カメラや近接センサーを使いながらプログラムできる。
一方、他社の商品やサービスとの連携には(現段階では)WebAPIを通じて、ソニーのAIロボティクス向けクラウドを通じて連携させるよう、今年夏をめどに準備を進めている。
ただし、どのぐらいのレベルで、どんなAPIが用意されるかは「ニーズ次第」ということもあって、まだ具体的な範囲、APIの粒度(アクセスを解放する機能の複雑度)などは決まっていない。
「パートナーのアイデア次第」
あえてaiboらしく表現するならば、“aiboのAPI公開で遊びたい人、この指と~まれ”と宣言した、といったところだろうか。松井氏は「どんなことができるかは、パートナーのアイデア次第という面もある。逆に“どんなAPIがあれば、こんなことができそうだ”と積極的に提案いただいて、われわれがAPIを用意するというパターンもあると思う」と話した。まずはアプリケーションを作るクリエイター側の“つくりたいもの”に対して、そのための道具を用意するというシナリオである。
ネットワーク家電との連携や、ペットグッズ、ヘルスケアデバイスとの連携など、さまざまな可能性があるが、川西氏は「われわれの想定を超える用途の提案を待っている」と話した。
aiboが他社のサービスや製品とつながっていくことで、どんな役割を担っていけるのか。来年、2歳の誕生日を迎える頃までには、具体的なパートナーシップが大きく広がっていそうだ。
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