実家離れできない妻がいる家庭の不幸な末路 年末年始は、どこまで実家に頼っていい?

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1.新居の居心地が悪い
夫は当然ながら妻も、実家より自分の家庭が、いつまで経ってもいちばん居心地がいい場所にならない。
2.家風ができない
仮の家庭のような所に、家風は作られにくい。
3.育児への悪影響
健全な家風のない家庭で健全な夫婦関係は育まれず、結果的に健全な育児はできない。
4.夫が単なる財布に
夫婦の時間より実家の親との時間が優先され、夫が月給運搬人か居候のような存在になる傾向がある。
5.夫婦喧嘩への実家の介入
夫婦間のトラブルも、つねに妻が実家の親に愚痴ることで不満が蓄積されていき、会話で解決する夫婦関係が育たず、夫にますます疎外感を与える傾向がある。
6.親離れ・子離れの遅延
上記の場合、親も子離れできていないと、ますます「妻」(娘)が暴走し、針小棒大式に、本来ならまとまる話もまとまらなくなる。
7.親子の疎遠な関係
子どもが親より祖父母に懐き、その分、親側も子どもへの愛情が薄くなる場合がある。

よくある傾向を挙げただけでも、上記のとおりです。

子どもの教育にも深く関わってくる問題であり、実家依存症の弊害は非常に大きいのです。

若いときの苦労はすべて財産になる

初めての育児ではとくに、ママは食事をする間もなく、睡眠時間もまともに取れないのは、当たり前なのです。多くの人が通る道です。

この当たり前の中で家事も育児も時にはパニックになりながら要領を身に付け、工夫と上手な手抜きを覚え、多くのことがこなせるようになり、それが自信になるのです。

この時期の家事・育児を親に依存した人との差は、年を経るごとに歴然とします。

しずかさん、個人には体力差があり、あなたは実家依存型ではなく、初めての出産で、まだ体力が回復していないだけかもしれません。

もしお父様の真意が「お金」にあり、あなたの体力もまだ回復しないのでしたら、働き者のあなたの夫が、その分の費用をご実家にお渡しすれば解決しますね。

これから私が申し上げることは、あなたが体力を回復された後の話だと思って、聞いてください。

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