ソフトバンクは大幅安、2018年IPOの勝敗は?

上場社数は横ばい、調達金額だけは膨らんだ

IPOに向かう個人投資家の熱は2018年も高かった。公開価格に対する初値騰落率の平均は12月初め時点で約2.2倍と高水準だ。

とはいえ、個別銘柄で見れば勝敗は分かれている。12月12日までに上場した企業のうち、初値と同月13日の終値から騰落率を算出し、ランキングにまとめた。

初値からの上昇率でトップのラクスルは、ネット上でチラシなどの印刷を受注し、提携する印刷会社に委託するシェアリング型の事業が主力で、物流分野にも進出している。人手不足問題が大きなテーマになる中でビジネスモデルが評価されたようだ。

生産性の向上に資するとの期待を受けるのは、6位で勤怠管理などのクラウドサービスを提供するチームスピリットも同じ。9位のRPAホールディングスは主にホワイトカラー業務の自動化・効率化の取り組みとして注目される「RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)」が主力事業で、そのまま社名にも掲げている。

初値天井の銘柄も

一方、ワースト15社は上場直後に投機的な資金が集中し、高騰した株価が急激にしぼんだケースが多い。HEROZもワースト4位にランクインした。公開価格4500円に対して初値は10.9倍の4万9000円をつけたが、直後に急落。その後も株価は1万円台前半と値動きは冴えず、典型的な「初値天井」に陥っている。

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