40代男性が「カッコよくなる服」を考えてみた 42歳ライターがプロに服を選んでもらったら

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ファッションは職場での会話のきっかけにもなります。会社で上に立つ人ほど、洋服に「会話のツール」を入れてみてください。女性ならピアス、男性ならネクタイやカフスボタンなどを、ちょっと面白いものにするだけでいいのです。「それなんですか?」と話しかけやすくなります。そんなちょっとしたことで会話が生まれやすくなり、職場の風通しもちょっとよくなるはずです。

あと、自分に合ったオシャレをしていてセクシーな人は、いやらしい言動をしてもセクハラになりにくいと思います。自然な愛嬌になってしまうからです。たとえば、タレントの高田純次さんにならお尻を触られても私はたぶんそこまで気になりません。触られなかったらむしろ「あれ? 私って堅い人だと思われているのかな」と心配になるかもしれません。

柄シャツに、色味をあわせた細身のジャケット・ネクタイと、もともとお洒落な大宮さんですが…(写真:編集部撮影)

――オシャレになるとセクハラ予防にもなるのですね。安易に実践すると痛い目に遭いそうですけど(笑)。服装のほかにも、外見的要素で大事なことをいくつか教えてください。

男性の場合、姿勢にはつねに気をつけてください。姿勢は人の自信を表すからです。どんなにすてきな服装をしていても、姿勢が悪くて自信なさそうな男性は魅力的には見えません。だから姿勢を保つ際のポイントは「自信があるように見せる」に尽きます。

私は相手によってアドバイスを変えています。たとえば、ビジネス好きで面白い感じの男性には「胸ポケットに100万円を入れたような気持ちで堂々と歩いてみてください」。今日の大宮さんには、「その柄のドレスシャツでボタンダウンは珍しい。すてきです。ぜひシャツを見せて座ってください」でしょうか。

もう1つの注意点は表情。女性は口角、男性は眉間、です。仕事のことをつねに考えているのか、眉間にしわが寄っている男性が多すぎます。「怒っているのかな?」と声をかけにくい雰囲気です。眉間のしわをとるための訓練としては、マスクをして目だけで笑ってみること。ちゃんと目だけで笑っているかどうかを家族に判定してもらうといいでしょう。

――ありがとうございました。では、僕の買い物同行をお願いします。

大宮さんの服装からは柔らかい印象を受けます。それはそれでいいのですが、私が提案したいのはズバリ「ちょい悪なオシャレ」。男性っぽいセクシーさを取り入れてみましょう。ご自分では選びそうもないジャケットなどをすでにお店に取り置いてもらっています。さあ、一緒に行きましょう。

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