【11月28日 水曜日】日経225先物は、70円高の2万2070円。NYダウは、108ドル高の2万4748ドル。日経平均は、224円高の2万2177円と4日続伸。
【11月29日 木曜日】日経225先物は、150円高の2万2380円。NYダウは、617ドル高の2万5366ドル。アメリカ合衆国FRBのジェローム・パウエル議長が講演で、追加利上げの見通しが大きく後退したことを好感した。日経平均は、85円高の2万2262円と5日続伸。
【11月30日 金曜日】日経225先物は、120円高の2万2360円。NYダウは27ドル安の2万5338ドル。日経平均は、88円高の2万2351円と6日続伸。ソフトバンク(9434)の仮条件決定、1株1500円。
ソフトバンクは「買い」か?初値はいくらになるのか?
【12月1日 土曜日】日経225先物は、60円高の2万2410円。NYダウは199ドル高の2万5538ドル。1ドル=113.48円、1ユーロ=128.48円。昨日、12月19日新規上場のソフトバンクの仮条件が1500円で決定した。新規上場のソフトバンクは買いか? 分析してみた。
今回、新規上場するソフトバンクは、すでに上場しているソフトバンクグループ(9984)の通信子会社で、今回売り出し株数は最大で、17億6400万株(発行済株式数の36.8%)で最大2兆6000億円の調達となる。親子上場をなくす傾向にあるのに、わざわざ子会社を上場させるのは、いかがなものか?と思う。孫さんのお考えはおそらく、国内の携帯電話、インターネット事業は飽和、成熟しており、その会社の株式を売り出し、資金調達をして、成長分野への投資を考えているのではないか。まずは、同業他社と比較してみた。
配当利回り(11月30日終値で計算)は、NTTドコモ(9437)は、4.18%、KDDI(9433)は、3.75%、ソフトバンクは、5.66%(1500円で買った場合)と高配当利回りとなりそうだ。計算の根拠は、目論見書によると純利益に対する連結配当性向85%程度を目安に年2回実施する予定で、前期2018年3月期の1株純利益は、約100円でその85%の配当(年85円)として1500円で割ると年5.66%となる。2019年3月期末配当を予想すると85円の半分で、42.5円予想。
しかし、来期以降の業績を考えると、厳しいことが予想され、それで、孫正義さんは上場を急いだのではないかと思う。その理由は、政府から携帯料金を4割下げなさいという方針が打ち出され、10月31日にNTTドコモは、現状より2~4割程度値下げした新プランの提供を開始する方針の発表があったので、auのKDDI、ソフトバンクもある程度値下げすることになるのではないかと考えるから。
また、12月19日の初値だが、1550円から1650円程度を予想する。その理由は、大型上場なので、売り出し価格の1500円を下回る初値は、メンツにかけて付けられない可能性が高いが、最大で17億6400万株も売り出すので、株数が多すぎて、大きくは上がらないと思うから。
今期業績が、前期と同程度なら、配当利回りが高いことが予想されるので、今年のNISA枠が余っている方は、配当、値上り益が非課税にできるので、うまく使い切るのにいいと思う。また、携帯電話のソフトバンクユーザーは、すでに親会社のソフトバンクグループの株主優待で、利用料金の割引があるので、上場後、親会社に準じた株主優待制度の発表があるかもしれません。
以上の理由で、私の投資判断は、「買い」だけど長期保有ではなく「短期」でということになる。スケジュールは、ブックビルディング(申し込み)期間は、12月3日から7日まで(7日はあるネット証券では朝8時までというところもある)。12月10日抽選、11日から13日購入申し込み、12月19日水曜日上場。詳しくは、申し込み先の証券会社に確認したほうがいいでしょう。
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