iPadProは、もはやタブレット端末ではない

市場の92%のノートパソコンより高性能

10月30日に発表された新MacBook Airは、既存のMacBook Proのテクノロジを惜しみなくつぎ込んだオールインワンモデルに仕上がった(筆者撮影)

アップルは米国時間10月30日、ニューヨーク・ブルックリンでスペシャルイベントを開催し、新製品群を発表した。今回登場したのはオールインワンで人気のあったノートブック「MacBook Air」、さまざまな用途で活用され待望だったコンパクトデスクトップ型の「Mac mini」、新しいフォームファクターへ移行した「iPad Pro」だった。

今回のイベントは、クリエイティビティを意識したイベントとなっており、米国で最も注目されるエリアであるブルックリンが選ばれたことも頷ける。アップルロゴをアーティスティックにアレンジしたアニメーションがイベント開催前に流されたほか、参加者のパスも何種類も用意されていた。

会場となったのはニューヨーク・ブルックリンにあるBrooklyn Academy of Musicにある1900年代初頭に作られたオペラハウスだ(筆者撮影)

今回の発表では、現在アップルが抱えていたMacの停滞を解決すると同時に、タブレット市場を再び飛躍させるiPadの投入という対照的なキャラクターが際立った。

2012年1月以来のニューヨークでのイベント開催だったが、今年3月のシカゴ、6月のサンノゼ、9月のApple Parkのそれぞれのイベントよりも熱気が際立っていた。基調講演に立ったティム・クックCEOも、ニューヨークへのリップサービスを欠かさなかった。

低価格の中でも妥協しなかったMacBook Air

今回発表されたMac製品は、13.3インチのRetinaディスプレーを搭載したMacBook Airと、デスクトップ向けプロセッサを搭載しパフォーマンスにこだわったコンパクトデスクトップMac miniの2製品だ。

MacBook Airは2008年に登場して以来、最も人気を集めるMacの販売の中心となるモデルであり続けた。ノート型パソコンに金属の超薄型ボディを持ち込んだことで、ノートパソコンのトレンドを牽引してきた役割もあった。

しかし近年、他のモデルが高精細のRetinaディスプレーやUSB-C、Thunderbolt 3などの新しいポート類へ移行するなか、MacBook Airだけは取り残され、「低価格」というキャラクターを維持することに終始してきた。

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