C Channel森川氏が広告のプロを招いたワケ 渡邉康司氏がCOOに就任

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われわれはもともと「日本を元気にしたい」という思いをもって事業を始めています。日本の文化をもっと世界に発信して、日本に憧れる若者を増やして、結果的に海外の人が「日本の商品を買いたい」、「日本に行きたい」と思えるような環境をつくろうとしています。そこでメイドインジャパンはブランド力の1つですね。

――動画メディアの今後の可能性は。

森川:私の経験でいうと、すべての情報は動画になると考えてます。皆忙しくて、若い人は文字を読まなくなってきているという状況もある。われわれが目指すのは、単に一瞬だけ楽しいものではなくて、永遠に残って役に立つような動画です。ハウツー動画や、ニュース性の高い動画がそれにあたります。

それを最先端のトレンドや事情に詳しいクリッパーが説得力のある言葉でつくり、形にしていくとある意味で動画のウィキペディアみたいになってくるのかなと思っています。エンターテインメントというよりは、データベースに近いものかもしれません。

「動画メディア」という言い方はなくなる

渡邉:おそらく動画メディアという言い方自体が、だんだんなくなっていくのではないでしょうか。おそらくメディアのセグメンテーションが変わってくる。動画がスタンダードになって、その中での発信の仕方が違うとか、スクリーンが違うという話でしかないと思います。

文字ではなく映像なり音声で発信することが、ビジネスモデルとして成り立ってきている。となると、ユーザーが集まるプラットフォームはスマホなのかスクリーンなのかというのではなく、結局、ターゲットやオーディエンスの求めるものをとらえられる力があるところが最終的には残っていく。

それをつくるためのアイデア、クリエイティブ能力、マーケティング能力をもった集団になることが生き残り戦略であり成長戦略ではないでしょうか。

成相 裕幸 会社四季報センター 記者

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なりあい ひろゆき / Hiroyuki Nariai

1984年福島県いわき市生まれ。明治大学文学部卒業。地方紙営業、出版業界紙「新文化」記者、『週刊エコノミスト』編集部など経て2019年8月より現職。

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