C Channel森川氏が広告のプロを招いたワケ

渡邉康司氏がCOOに就任

――​C Channelとマイスタの社長を兼務しているわけですが、時間配分はどうなっていますか。

森川亮(もりかわ あきら)/1989年筑波大学卒、日本テレビ入社。1999年、青山学院大学大学院国際政治経済学研究科修士課程を修了しMBA取得。その後ソニーに入社。 2003年ハンゲームジャパン(現LINE株式会社)入社、2007年社長。2015年3月、同社代表取締役社長を退任。同年4月、C Channel株式会社代表取締役社長に就任(撮影:尾形文繁)

森川:経営者の役割はいろいろあります。もちろん戦略とかビジョンを掲げる役割もありますし、一方で、たとえば家でいうなら、雨漏りがするならそこを修理しなければいけない。誰もやりたくない仕事をやることもあります。ポジションによって全部やり方や考え方が違う。

会社がどんどん成長してくると、ビジョンや戦略を語る領域と現場との乖離が大きくなるので、なるべく既存事業に関しては渡邉さんに引っ張っていただく形です。

ベンチャー企業は人に依存してしまうところがある。人に依存すると当然、仕事のやり方の再現性が弱くなったりして、新しい人が入ってきても真似できない。より大きく成長するためにはもう少し組織力を高めるための教育や情報・戦略の共有が必要になります。

渡邉:私の前職からの流れでいうと、組織力と質の向上ですよね。自分がこれまでにしてきた人材育成、人材発掘で非常に似たところがある。経験のある外国人に加わってもらったり、未経験者を育てたりとかして組織をつくってきました。

9月からこちらの社内会議に参加し、まずチームとしてのエンゲージメント(結束)を高めることを繰り返し言いました。チーム力こそが我々の求めること。個性は大事だけど、個性が集まってのチームであってこそ強い集団になれる。個性をよりブラッシュアップしながらチームとしてやっていくことを周知させました。

アジアトップになれば世界トップになれる

――C Channelの事業展開ではアジアを重視している。その理由は。

森川:マーケットでいちばん大きいのが人口からみてもアジア。経済の中心でもありますし、ここでナンバーワンになれば世界ナンバーワンになる。そのためには中国でナンバーワンにならなくてはいけない。とはいえ、結構大変ですので、まずはアジアナンバーファイブ目標に、台湾、韓国、インドネシア、タイ、いずれはインドも含めて、結果的にナンバーワンになりたいと思います。

海外では女性向けの分散型メディアにはそれほど競合がいません。かなり先行してアジアに進出したこともあり、サービスを展開している国では1位とか2位。競合が出てきたときに、パートナーシップを組んでジョイントベンチャーをつくっているので、結果的にパートナーシップを組んだ企業からのパワーも吸収しながら成長している。競合よりも、我々自らがどうやって市場をつくり成長できるかが肝になっていますね。

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