ウラジオストク旅行に女性が熱を上げるワケ 2時間でいける「お気軽ヨーロッパ」の醍醐味

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日本語を勉強しているというウラジオストクの大学生(筆者撮影)

ウラジオストクの街は非常にコンパクトだ。主要スポットや中心部への移動は、徒歩で十分に事足りる。筆者が滞在中にタクシーを利用したのは、空港からの往復と郊外のレストランに行ったときの3度のみ。ホテルは中心部に集中しており、安宿が集まる海沿いのエリアから中心部に行く際も徒歩で20分程度。街中にレンタサイクルがあり、港町の風を感じながら街をブラっと散策するのも一興だ。

最大の観光名所がどこかといえば、その答えは難しい。誰もが訪れるような特別な名所が存在しないのもまた、ウラジオストクの特徴でもある。

ヨーロッパともアメリカとも違う独特な街並み

旅行者たちの目的もそれぞれだが、総じていえるのは「ゆったりとした時間の流れを過ごせる」ということかもしれない。ロシアでしか購入できない雑貨や、街中にあふれるストリートアート、美術館やバレエなどの芸術鑑賞、北朝鮮レストラン、大自然の中でのトレッキングや、見晴らしの良い展望台、カジノなどシーンに合わせた観光が楽しめる。だが、最も強く惹かれたのはその独特の街並みだ。

カラフルな外観が特徴で、若者に人気のクラブやカフェ、ショップが集まる(筆者撮影)

西欧の国々を訪れると、大手アパレルショップや、観光客向けのレストランやお店など、ときにケバケバしい近代的な店舗が景観を邪魔していることがある。一方、ウラジオストクの街中には、「ZARA」や「バーガーキング」といった例外は多少あるものの、大手企業の資本の店舗はほとんど見掛けない。昔からある古き良き街並みをそのまま現代に取り入れているようなノスタルジーを感じさせる。

たとえば、アドミラーラ・フォーキナー通りでは、若者から老人までが噴水の前に集まり、読書したり、ピロシキやアイスクリームを片手におしゃべりに興じている。ショップやレストランに目を向けても、ほとんどが個人経営のお店で、昼間からテラス席でアルコール片手に談笑するロシア人も珍しくない。

少し歩いてスポーツ湾まで向かうと、海水浴やマリンスポーツを楽しむ家族連れや観光客の姿が見えてくる。湾岸沿いで遊園地や博物館もあるこのエリアは、多くの人が訪れる憩いの場所だ。ちなみに筆者は、スーパーで1000円程度で購入できる本格的なキャビアを肴に、海辺でロシアビールを飲みながら、数多いるパフォーマーたちのショーを見物していた。観光客と現地の人の壁を感じることもなく、暮らすようにのんびり過ごすことができる。

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