ベトナム「ビキニLCC」、日本でも旋風起こすか

今年11月に関空、来年初めには羽田にも就航

ベトジェットエアは5月31日、関西―ハノイ線就航についての記者発表会を開いた。グエン・ティ・トゥイ・ビン副社長はベトナムの伝統衣装アオザイを着て登壇。周りを固めた客室乗務員の制服も特徴的だ(記者撮影)

日本航空(JAL)との提携発表から約1年。ベトナムのLCC(格安航空会社)最大手、ベトジェットエアが今秋、日本の空に参入する。

ベトジェットは11月8日、初めての日本路線となる関西―ハノイ線を就航させる。180席を備えたエアバスの小型機「A320」で運航し、関西発ハノイ行きが午前9時20分発、午後1時10分着、ハノイ発関西行きは午前1時45分発、午前7時50分着。日本からの乗客にとっては、現地での滞在時間を長めに取りやすいダイヤ設定となっている。

6月8日から航空券の販売が始まっており、通常座席の運賃が片道4800円からの設定だ(諸費用除く)。ラウンジ利用や優先搭乗などが可能な上級クラス「スカイボス」は、片道4万6200円からとなっている。また、毎日午後2時(日本時間)から2時間、航空券のタイムセールや貯めたポイントで賞品が当たる抽選を行っている。

「ビキニショー」が大きな話題に

ベトジェットが大きく注目を集めるきっかけとなったのが、ビキニ姿の客室乗務員による機内での派手なパフォーマンスだ。「ビキニエアライン」とも呼ばれ、ネット上などでは賛否両論が噴出した。こうしたパフォーマンスは、「もともと(ベトナム南部のリゾート地である)ニャチャンへの就航記念として、ビーチにいるような気分を楽しんでもらうために行ったのがきっかけ」とグエン・ティ・トゥイ・ビン副社長は明かす。

ベトナム国旗と同じ赤と黄色の組み合わせが目を引くベトジェットエアの機体(写真:ベトジェットエア)

「LCCではなくニューエイジ(新世代)航空会社だ」と主張する同社は、韓国に就航した際には「江南スタイル」のダンス、マレーシアへの初フライトでは現地の伝統舞踊を披露したほか、機内での結婚式を執り行ったこともある。ビン副社長は、「顧客にとって意義のある時間にするために、さまざまなタイプのイベントを企画している。関西―ハノイ線就航の際にも計画しているが、最後まで秘密にしておきたい」と話した。

ベトジェットは2011年にベトナム初の民間航空会社として、首都のハノイを拠点に国内線の運航を開始。この7年ほどで、国内、国際合わせて82路線を運航するまでに成長した。搭乗率は今年1~3月で85.4%、営業利益率も9.3%と比較的高い水準を維持している。

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